テラーノベル
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「ゲホ、ケホッ、ケホ」
(パラパラ
花に加え、最近血のようなものが混じることが増えた。
吐く回数等も増えた。
体温は下がり、倦怠感が残る。
親を頼りたくなくて、咳を抑えてまた笑う。
(眠い…
・・・
「ケホ」
『…!』
『おはよう!』
「ケホッ、ケホケホ」
「お、はよござま、ケホ」
『大丈夫?風邪?』
『安静にしなね…?』
「すませ、ケホ」
「ありがとうございます……」
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【pn-side】
今日ずっと咳してる…心なしかいつもより顔色悪いし……
(あぁ~、可愛い。
可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い
可愛い♡
(なんて愛しい生き物なんだろう。
咳で少し潤んだ目が輝いて
少し枯れ気味な低い声も
いつも眠そうな睫毛も
全部が君で
愛おしい。
『まずは邪魔者からかなぁ』
『彼女は…もう少しか』
『取り敢えず……紫弍を…』
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目の前が眩み、壁に手をついて眉間を押さえた。
頭痛もしていて苦しくなりつつあった。
[大丈夫?]
後ろから元気な少し子供っぽくも大人な不思議な声が聞こえた。
振り返れば目に入るのは赤。
吸い込まれるような、取り込まれそうなほどの瞳が此方を見ている。
「大丈夫です、立ちくらみが少しあっただけですので、」
[それは大丈夫とは言えないよ!]
[兎に角ほら、保健室行くよ!]
手を引かれ歩いて行く。
なんで先輩以外に手を引かれてるのだろう。
頭がボーッとして思考もよく回らずフラフラと歩く。
[ほら、体温計。]
[熱測って]
「…」
(ピピピ
「、あ…」
[何度だった……って]
[39度もあんじゃん!早退だよ!]
[も~、なんで体調悪くなったら保健室行かないかなぁ…?]
「…すいませ、」
(あ~、クソ…気をつけてたのに
(彼奴ら…煩くなるだろうな………
[ちょっと待ってて、先生呼んでくるから座って待ってて]
「、はい…」
(結局誰なんだ…あの先輩…
〔あら、青井くん?〕
〔もう一回熱を測ってみてくれる?〕
「はい…」
(ピピピ
〔…あら、これは駄目ね。〕
〔39.4度って…貴方〕
〔良く昼休みまで耐えたわね…〕
〔今日は駄目よ。早退ね。〕
「ッ、いやだ!」
〔嫌だじゃないの、貴方の身体のことでしょう?〕
「ゔ、ぁ゛」
「絶対に無理、」
「も、本当に、…」
〔無理しないで、座ってなさい。〕
[…俺が送りますか?]
〔赤賀くん…!〕
〔貴方は授業もあるでしょう?〕
〔受験生なんだから駄目よ、〕
[でも一人で帰らせるよりはマシでしょう?]
〔それはそうだけど、親御さんに連絡は入れないと…〕
[大丈夫ですよ、送り届けるだけですから。]
[ただ、生徒会長とつけ足して頂ければ]
[僕はそれが一番いいと思いますよ。]
(生徒会長…!?
(そうなんだ………
〔そう…〕
〔取り敢えずは連絡をいれるわ。〕
(プルルル プルルル
〈はい?
〔すみません、こちら……〕
〔自力で歩けるのならそうして欲しい、仕事が回ってきてしまって忙しくて迎えに行けない〕
〔って、伝言よ。〕
〔先生でも付いていけるのだけど…〕
〔これから先生たちは出張で…行きにくくて…〕
〔赤賀くん。お願いできる?〕
[分かりました、連れていきますね。]
(あかが…って言うんだ…
[青井くん?]
[おーい、青井くん!]
[ちょっと、聞こえてる?]
「あ、はい」
「どうされました…?」
[なんで聞いてないんだよ!w]
[もぉ…教室聞いてんの!荷物取りに行くから!]
「、2の3です」
[よし、じゃあ行こう。]
コメント
4件
わあ…!第10話「赤」、もう胸がぎゅーってなったよ…😭💕 主人公くんの体調が悪くて、咳き込みながらも無理して笑う姿が切なすぎる…。それなのに、その“弱ってる感じ”を「可愛い♡」って見てる人がいるのが怖いな…(pn-sideのあの台詞、ドキッとした)。 でもそこに現れた赤賀くん(生徒会長!)が優しくて。体温測って→39度って出て→早退決定、先生たちも協力してくれて…。最後に「荷物取りに行くから!」って言う赤賀くんの頼もしさ、好きになっちゃいそう😊✨ 物語の流れ、丁寧で好感持てたよ!次が待ちきれない😭💕
れんこん
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