大吾side
あの日から1年が経とうとしている。あの日から目立った病気の進行もなく、でも記憶も曖昧なまま幸せな日々が続いていた。今日はなにわみんなでインライの日。
丈 「そんでさ〜笑」
和 「アヒャヒャヒャ笑」
謙 「大橋くん笑い方笑」
丈くんの珍話を聞いてみんな大爆笑。俺も笑いたいのになんか心臓の辺りが変な感じ。病気の進行始まって待ったんか……。こんな時に、ほんとに運がない男やな。言わなきゃなんだろうけど、病気のことはファンにも言ってないし、もう流星の涙は見たくない。これだけ、これだけ耐えろ西畑。そんなことを思った頃にはもう遅かった。
流星side
今日はなにわみんなでインライの日。他愛のない話で盛り上がって日頃の憂鬱さを忘れ笑えていた。
流 「笑おもろすぎ笑やんな、大ちゃ……え……?」
今の今まで横で笑っていたはずの大ちゃんが胸を抑え倒れている。この状況にメンバーが気づきみんなパニックになっている。勿論焦り始めるメンバー達を不思議そうにコメントするなにふぁむ達。
ファ 「大ちゃんどうかしたの?」
ファ 「倒れてない?」
ファ 「何が起きた?」
丈 「ごめんみんな。配信緊急で切らせてな。ほんまごめん!」
和 「大ちゃん、大吾!しっかりせえよ!なあ!」
丈 「とりあえず救急車!」
あの時みたいに頭が真っ白になって動けない。もう無理かもしれん……。手が震えて持っていたグラスが割れる音が響く。
和 「流星、一旦部屋移そか。」
流 「あし、ふるえ、てたてない……泣」
和 「おいで流星。抱っこしたろ。」
流 「ごめん、おおはしく泣」
大橋くんに抱かれ隣の部屋に移動した。その場にあったソファーに大橋くんが腰をかける。丈くん大橋くんちょっと貸して下さい。
流 「だいちゃ、しなないよね、?こわいよ おおはしくん泣」
和 「大丈夫、絶対大丈夫やから。一旦落ち着こな。」
ガチャ
駿 「大橋くん。救急車来ました。同行2人いるらしくて丈くんが来いって言ってました。」
和 「了解。みっちー流星頼むわ。」
駿 「任せて下さい。」
流 「うぅ……泣」
不安で頭が痛くなる。本当に、本当に大丈夫なのか。考える度に涙が溢れて止まらない。
駿 「流星くん。代わりに来ました。」
流 「みっち……泣 だいちゃ、が……泣」
駿 「絶対大丈夫ですよ。大吾くんを信じましょう。」
身長の高いみっちーに抱かれながら必死に不安を押しつぶす。なにわの温かさに抱かれ、彼の無事を祈るしかない
コメント
8件
徐々に病気が蝕んでたのか… 作品神すぎて泣く🥺