流星side
彼が倒れてから少し時間が経った。それでも恐怖と不安は収まんなくって震えと涙が止まらない。そんな僕にみっちーがずっと寄り添ってくれている。
駿 「流星くん。絶対大丈夫です。大吾くんは流星くん置いていったりしません。」
流 「だいちゃん……泣 いやや、置いてかんで…!」
駿 「流星くん。落ち着きましょ。大丈夫やから。」
そう言って背中をさすってくれる彼の手もよく分かるぐらい震えている。まだ大人になって少ししか経っていない子にこんな重たい現状を突きつけていいのか。ごめんな、こんな年上で。
駿佑side
謙 「みっちー。スタッフさんが車出してくれるって。病院向かお。」
駿 「わかった。先車乗っとって。」
大吾くんがインライ中に倒れた。記憶の病気だけかと思っていたのに胸を押さえていたのを見たんや。大吾くん、心配かけたくないからって言わんかったんやろうな。丈橋が先に向かっているから俺らも後を追う。
駿 「流星くん病院向かうでな。抱っこするんで来て下さい。」
恐怖と不安でろくに立つことも出来なくなっている流星くんを車まで運び、スタッフさんに急いで病院まで送って貰う。
謙 「恭平、みっちー。絶対涙は見せんなよ。2人のために俺らなりに最善を尽くすぞ。」
恭 「おん。覚悟は出来とる。」
駿 「分かっとる。二人の時間を優先しよう。」
プルル
駿 「はい。道枝です。」
丈 『丈や。みっちー絶対流星に聞こえんように電話聞いとって。心の準備できとるな?』
丈くんの言葉から想像出来る。大吾くん危ないんやね。
丈 『大吾、病気が急激に悪化して明日まで持つかわからん状態らしい。今でも危ない状況らしいねん。一刻も早く病院来て。流星と最後の会話ができるよう準備しとくから。』
駿 「分かりました。すぐ向かいます。」
謙 「やっぱそうなんか……いざってなると急に苦しくなる。」
恭 「俺2人のために泣かんから。」
3人で覚悟を決めた。涙は見せないと。流星くんを抱き抱え病院の中を駆ける。一刻も早く2人を会わせるために。
和 「みっちー!こっちやで!」
駿 「ハアハア 流星くん連れてきました。」
大分落ち着いて歩けるようになった彼をそっと下ろす。
駿 「流星くん。僕らに出来ることはここまでです。」
和 「大吾と沢山話してきいや。」
不安げな足取りの流星くんをメンバー全員で送り出す。神様、どうか最後の奇跡を2人に下さい。溜めていた大粒の雫が頬を伝っていくのが分かった。
はい‼️いかがでした〜?あと2話ぐらいで完結かな?最近投稿できなくてごめんなさい😭部活めっちゃ忙しいんですよー!泣
これから夏休みなんでほかのやつも投稿できるように頑張ります🔥まずはこれを完結させたいね笑 リクエストいつでも大歓迎なんで!良ければ下さい‼️
感想コメも一言で良いんでくれると嬉しいです!必ず返します!
それでは👋
コメント
7件
やばい~!! 涙がとまらん😭😭 物語で泣いたのひさびさ過ぎて やばい!! 主さんの物語最高です👍🏻
もうなんて言っていいのかわかんないくらい好き…(つまり好き) 物語の書き方といい構成が天最高なんよ… 夏休みになるともっと部活の熱上がるよね… 部活ふぁいとっ!!