テラーノベル
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(美琴)「はぁはぁ……」
(紗代子)「美琴、そんなものか?」
(美琴)「くっ、まだまだぁ!」
(紗代子)「かかってきなさい。」
(美琴)「負けた……」
(紗代子)「今回にしてはいいじゃない?」
(紗代子)「頑張った方だわ」
(美琴)「……その刀を扱うのは無理だ」
(紗代子)「……そうね、あなたには」
(紗代子)「格闘とは筋があってるわ」
(美琴)「……刀はどうなるの?」
(紗代子)「私が保管するわ。」
(美琴)「……どこに?」
(紗代子)「外の世界の博麗神社」
(紗代子)「もし、私が死んだら」
(紗代子)「あの神社に保管するつもり」
(美琴)「……紗代子は」
(美琴)「苦しくないの?」
(美琴)「こんなに長く生きて」
(紗代子)「苦しい時も思ったことがあるわ」
(紗代子)「でもね、あの子たちのことを思うと、頑張れるわ。」
(美琴)「……」
(美琴)「そっか」
(紗代子)「美琴、巫女の修行の続きやるわ」
(美琴)「……わーった。」
(美琴)「なぁ、紫」
(美琴)「……こんなこと言ってもいいかはわからんけど言っていいか?」
(八雲紫)「いいのよ」
(美琴)「紗代子のやり方は間違ってると思う。妖怪は憎むべき対象じゃないんだよ。」
(八雲紫)「……!」
(美琴)「今の時代はもう違う。」
(美琴)「人間と妖怪は仲良く暮らせる」
(美琴)「そんな時代は来るんだ。」
(八雲紫)「……」
(美琴)「そして、巫女になった時は」
(美琴)「必ず私が平和になってみせる」
(八雲紫)「……美琴」
(八雲紫)「それは紗代子に言ってない?」
(美琴)「言えるもんか」
(八雲紫)「そっか」
(八雲紫)「そうね、あなたの言う通りわね」
(八雲紫)「……幻想郷の賢者として嬉しいと思うわ。」
(美琴)「ああ!」
(紗代子)「……」
(八雲紫)「美琴は妖怪の山に行ってるわ」
(八雲紫)「妖怪とは仲良くしてるらしい」
(紗代子)「……そうか」
(八雲紫)「あら、反論しないの?」
(紗代子)「あの子のやることだ」
(紗代子)「私が手を出さない。」
(八雲紫)「……」
(紗代子)「……私は私のやり方を貫く」
(紗代子)「どんな事があってもな。」
(紗代子)「もし、あの子を傷つけような事をしたら、容赦なく退治する。」
(八雲紫)「そう」
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