(注意)
誤字脱字多々
キャラ崩壊・地雷あり
華太女体化です
小林目線
華「小峠華です。よろしくお願いします。」
天羽組に女が入ってきた。そいつは俺よりも一回り小さくて細い。まぁ女からしたらでかい方なのかな。白いスーツに身を隠しているそいつは、癖のある黒髪に青い鋭い目をしている。うん。目付きいいなぁ。そう思っていると隅の方にいた下のやつらがヒソヒソ話し始めた。
モブ「なぁ、なんでここに女がいるんだ?」
モブ「さぁ?ここが何処かちゃんと分かってないんじゃね?それにすぐ死ぬだろ。女だし。」
小「……。」
それもそうか。
ドッ!ドコッバンッ!!
なになになにぃ?殴り合い起こってる?…裏方の方か。
モブ「このクソアマが!!」
モブ「舐めてんのかあぁあ″?!」
華「…ゲホッ…」
そこには小峠と下っ端の奴らがいた。後輩イビリってやつ?
モブ「女だからって舐めんなよ」
モブ「女には極道の世界は無理だ!」
ドゴッ
華「う″っっっ!!」
…ちょっくら止めに入るかなぁ〜。現時点で構成員減っちまうと困るんだよなぁ女でも。
華「……。」
モブ「チッ…舐めやがって!!」
華「舐めてません…ゲホッ」
モブ「あぁ?」
華「男女関係ない…私は極道になりたいんです。」
モブ「……ケッ勝手に死んどけよ。」
モブ「おい!ずらかるぞ!」
小「……。」
へぇ…度胸あんじゃん。
小(あ、まだ生きてる。)
あの時から、小峠を見かければ目で追ってる自分がいる。小峠はまだ生きていた。この間まで武器を運送する仕事をしている最中に爆発事故に巻き込まれたって聞いたけど…生きてる。あの人は死んだのに。
小(あ、生きてる。)
あいつは山本の兄さんと一緒に居たよな。傷ひとつねぇじゃん。山本の兄さんは死んだけど。まぁ俺あの人そんな好きじゃなかったんだよね。
華「……。」
小(お、生きてる。)
…目の前でおやっさんと兄貴が殺られて相当応えてるみたいだな。目に正気がねぇや。元からか。
華「はぁ……」
小(しぶといなぁ。)
富田の兄貴と共にスカウトへ行ってたな。成田ってやつスカウト出来たって言ってたけど、結局富田の兄貴は死んで成田は辞めたっけ。ダメじゃん。
華「………はぁ…。」
小「……。」
…これってアドバイス的なの必要なのか?グリンすれば1発…的なぁ?…死ぬじゃんダメじゃん無理ぃ
小(…俺しーらね)ぷい
和「…おい小林。」
小「なにぃ?」
和「その宙に浮いてる手はなんだ。」
小「いやぁ…蜘蛛の糸でも垂らそうかなと…。」
和「はぁ?」
小「小峠、躊躇するなよ。抵抗するんならヤれ。」
華「はい、分かってます。」
こいつが入ってきてから随分経つが組むのは初めてだな。いっちょアドバイスやるか。そう思い俺は小峠の肩に腕を回す。
小「小峠…ミスしたらお前も殺すから。」
華「はい!死ぬ気でやります!!」
その瞬間こいつの額の汗がドバっと出た。手汗もヤバい。…これ逆効果?
小「奴らのアジトは此処だな。」
華「はい!間違いありません!」
着いた頃にはやばいくらいの汗は減り、いつものしかめっ面の小峠が居た。よし、大丈夫そうだな。
バァンッ!
小「はーい!ハッピーバースデー!今日は皆さんの命日です!サプライズ!!」
いつものテンションで半グレ達に挨拶する。ちょっと引かれた。
モブ「あぁ?!んだテメェら!!!」
モブ「飛んで火に入るヤクザだなぁ…あんた、遺言はなんだ?」
小「いいね!怖いもんなしだ!空も飛べると思ってるよね!」
グサッ
小「続きは地獄でイキがってちょーだいね」
小「はいはーい!幸せでーすどーぞ!!」
モブ「ぐああああああ!!!」
モブ「か、金なら払う!」
小「そんなのいらなぁい。地獄で閻魔様に払ってねぇ。さよーならぁ。」
グサッ
あー俺一人でやっちった小峠の戦いっぷりも見たかったなぁ。
モブ「お、俺を雇ってくれよ!」
小「あ?」
モブ「大規模な風俗店の経営ならうちの店も必要だろ!!」
小「…なぁ小峠、こいつどうする?」
華「?!兄貴!危ない!!」
モブ「うわああああああああ!!!」
ザシュ!
小「ッ…痛てーじゃねーかグリングリーン!」
モブ「ぐああああああ!!」
あぁくそ…油断した。
華「兄貴!病院行かないと!」
小「あー…油断したわ。あいつグリンしたから致命傷だわこれ…。」
あー……ダメだコレ…意識が……
「?目が覚めたかい?」
小「んぁ…氷室?……生きてんの?おれ」
氷「あぁ。ま、下っ端ちゃんの応急処置のおかげもあっての事だけど、回復力やばいよね君。」
小「あ?応急処置?」
氷「そうそう。自分の服を包帯代わりに切り裂いて腹に巻いて止血しようとしたんだ。」
小「ふーーん」
あいつに助けられちまったなぁ…
氷「あの子、結構大胆だったよ。」
小「……ぁあ″?」
氷「そんな怒るなよ。君みたいなのを担いでここまで来たんだ。ガッツある子だよ。」
小「…まじ?」
氷「まじまじ。」
コメント
1件
この物語好きやわぁ