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※ちょい血が出ます
sha視点
全然刀が見つかんない…
本当にチェストに入れてあんのか?
『アイツ』の事だから
『入れ忘れちった☆めんごめんご😜』
とかへーきで言ってきそうやん()
sha「こんなに探してないとか、、」
em「いやな予感がしてきますね…」
小走りするのもだるくなり、ダラダラ歩く
急に鳥肌が立った
なぜ? 理解するのに時差が生まれる
自然と脳は理解しようと働く
温度が変わった
息苦しい
周りの色が赤色に染まっていく
気がつけば俺は緊張していた
ドックン ドックン ドックン ドックン
体に響き渡る音と共に別の音が聞こえる
ドッシン ドッシン ドッシン
………
逃げなきゃッ!!!
sha「えみさんッ!!逃げるでッッ」
無意識にえみさんの腕を掴む
えみさんは何も言わずに俺に引っ張られる
何も言えない の方が正しいか、、
この音から逃げようと必死に走る
が、音が耳から全く離れない
床から伝わってくる振動からして俺よりずっと遅いはずなのに………音が消えない
ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ
俺が やらなきゃ
えみさんの背中を押すのと同時に肩にかけていた銃に手をつける
後ろを向く
そこに居たのは 鬼の仮面を付けた
自分だった
sha「は?」
銃を握る手が緩む
じぶん?
お面を付けていること以外、全てが自分
自分を銃で撃つ
考えてはいけないことが頭をよぎる
手が震えて狙いを定められない
違うだろッ!今 目の前にいるのは俺じゃない、敵だ
撃て!!仲間を守るんや!!!!
震える手を誤魔化すように力を込める
狙いを定める
鬼のお面をつけたナニカは俺を切りつけようと刀を上げる
いまだ
スパン_
目の前のナニカが倒れていく
sha「シューティングゲームやってて良かった…」
sha「今のうちや!行くで!えみさん」
em「ひどい」
em視点
周りの雰囲気が変わった
気温も匂いも音も
全てが私の後ろから変わっているように感じる
心臓の音がうるさい
sha「えみさんッ!!逃げるでッッ」
腕を捕まれ、そのまま走り出す
しゃおさんの反応を見てやっとヤバいのが後ろにいることがわかった
私は何も出来なかった
sha「走ってッッ!!!えみさんッッ!!」
前からしゃおさんが消える
それと同時に背中を誰かに押された
誰か、、いや、今私を押したのはしゃおさんだッ
私をかばったんだ
しゃおさんを止めようと後ろに顔を向ける
em「しゃおさッッ……!!」
しゃおさんが抱えている銃の先にいたのは
私だった
両腕に包帯を巻いている、見ていてとても痛々しい
可哀想に見えた
私を撃っちゃだめ
うっちゃだめ
だめ
だめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめ
たすけて__
スパン_
わたしがたおれていく
どうして…
em「ひどい」
sha「え…?」
sha「どーしたん?…早く逃げなきゃ、、な、行こう」
あなたはわたしのしんぱいもしてくれないんですか?
sha「う、動いてくれッ早くせんと………ッて、その腕どーしたんや、、血出てる…」
そう言われて自分の腕を見る
自分の腕にあったのは1本の線からにじみ出る血
sha「いつ切られたんや?!そんなピンポイントに..」
私もいつ切られたのか分からない
血のにじみ具合からしてついさっき切ったようだ
sha「手当てしないと、、とにかくここから離れるぞ!」
そう言い、血の出てるのとは反対の手をとって引っ張られる
sha「ふぅ、こんぐらい離れれば安心やろ」
sha「怪我してるとこ見せて」
sha「ん、ありがと 俺 包帯見つけてたんよな〜」
慣れない手つきで包帯を巻いていく
sha「ちょっと ぐちゃってなったけど…傷口抑えられてるしええやろ!」
em「……ありがとうございます…」
包帯を巻いただけなのにとても重い
sha「鬼の見た目やばかったな」
em「え、あれ鬼なんですか?」
sha「鬼のお面つけてたし、襲ってきたし…」
em「鬼のお面?つけてませんでしたよ」
sha「えぇ!?鬼のお面つけた俺だったじゃん!」
em「??!私には自分に見えましたよ」
sha「スゥ_…そーゆうタイプかぁ…ゲームで見たことあるわ〜」
em「?どーゆうタイプですか???」
sha「ここにいる鬼は自分自身の姿をしてるってことだね」
なんて鬼畜な…お陰様で取り乱してしまったじゃないですか…
em「心を強く持たんと…」
sha「せやな、そーしないとさっきのえみさんみたいになっちゃうからな」
em「うぅ…先程は失礼しました..」
sha「ww よし!改めて刀探し続けるぞー!!」
em「おー!!」
2人で拳を上にあげた
続く
ここまで読んでくださりありがとうございます。
急にシリアスになったね〜胃もたれしちゃう
shaさんは鬼のお面をつけてる様に見えてたから鬼って判断できたけど、emさんにはまんま自分の顔が見えてたから鬼って判断できなかったんだね〜ふしぎ〜
てことで次回もお楽しみに
誤字ってたら教えて欲しいです🙇♀️