それからというもの、俺は眉済派での仕事を終えると、黒澤のところに行って体を重ねるようになった。
犬亥「…またやってますよ、黒澤の兄貴と…伊武さん」
鮎川「何言ってんだ、幸せな奴じゃねぇか。次期組長と体重ねることができるんだからよ」
犬亥「全くですねぇ…羨ましいです♪」
伊武「はぁ…はぁ…気持ち悪い…」
いつものように黒澤に抱かれた帰り道、俺は連日の激しい攻めで体力が限界に近付いていた。
その時だった。
??「後ろ、失礼っ!」
伊武「?!っ…」
ゴンッ…
伊武「…んんっ…」
??「…やーっと、お目覚めかい?」
伊武「!!…テメエ…!」
??「おっと、抵抗すんなよ?カメラ付いてんだろ?」
伊武「…揃いも揃って、黒澤派の連中は汚いねぇ…!鮎川!」
後頭部を殴られて気絶して…目覚めた時には、俺はラブホの一室にいた。
伊武「お前みたいな奴が、こんなとこに何の用だ…?」
鮎川「ここがどこか分かれば、大体理解できるだろ?」
鮎川が下劣に笑っている。今のこいつからは殺気が感じられない。こいつのそんな顔や雰囲気に、俺は見覚えがあった。
そして…自分が今からどんな目に遭うのかも、すぐに理解できた。
鮎川「…黒澤の兄貴ばっかりじゃなくて、俺とも遊んでってくれや…なぁ?」
俺を壁まで追い詰めると、鮎川は笑いながらそう言った。
伊武「は…!!ぁ”っっ!!鮎川っ…!!!テメエっ!!」
鮎川「おぉ…!黒澤の兄貴の言う通りだったなぁ…っ!!抱き心地最高っ!」
このままでは、本当に俺の体が保たない。けれど、隠しカメラのせいで逆らうこともできない。
伊武「おっ、お願い…っ!!もっと…!優しく、してくれっ…!!」
鮎川「おやおやぁ?可愛らしいお願いじゃねぇか…!!生憎だが、もっと強くなりそうだなぁっ♪」
俺は飛びそうになる意識をどうにか引き止めて、鮎川を受け入れ続けた。
鮎川「許して下さいってー、黒澤の兄貴」
黒澤「伊武の体は俺の所有物なんだ、勝手に抱いてんじゃねぇよ」
鮎川「ずるいですよ、黒澤の兄貴ばっかり。毎日あんな喘ぎ声を聞いてたら、ちょっとぐらい使ってみたくもなりますよ。それに、あいつが「優しくして」って誘ってくるのが悪いんですし♪」
黒澤「相変わらず勝手な野郎だな…」
鮎川「それより、伊武のことなんですけど、そろそろ黒澤派に入れたらどうなんですか?」
黒澤「あー、俺もどうやったら入れられるか今考えてんだよ」
鮎川「あ、そうですか。じゃあ、俺に妙案がありますよ」
この方法なら、あいつは失意のどん底。黒澤派に入る以外の道を全て断ち切ってやれば良いんですよ…
ENDです。また1000いいね下さい。続き投稿しますので。
1000がしんどかったら、500とかに下げようかなぁと思っておりますので、コメント欄で教えてください。
コメント
7件
わぁ、これからどうなるかとても気になります!そして最高でした!