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一人になった私
風呂に入るか。
それからだな。
リリリリ、リリリリ、
誰よ?今頃、
バスタオル、誰もいない。裸のまま。
リリリリ、リリリリ
はい。
瑠美?私母さんよ。今日帰らないから、
あっそう…ちょっと待って~
何よ?瑠美お母さんだって彼氏いるから。じゃね戸締り宜しく。
家の家族は、
ベランダが開いてる?…
きゃーっ
誰もいないよね?…
ひと風呂入り。
トントン。
…何?…
シーンとしてる部屋の中が静か。
目頭が熱くなった。
誠もいない。姉さんも高沢さんに嫁いだ、お母さんも再婚するだろうな…
缶チューハイを開けた。
冷蔵庫の中を開けたら、
から揚げの作りおき、
煮物もあった。
お母さんいつの間に作ってるの…
パクっから揚げの冷めたの食べた。
お父さんが亡くなってから皆がてんでんバラバラになった。
瑠美?、瑠美?いるか!
誰だろ…
ドアをあけたら。
誰なの?…懐中電灯を当てられた、
瑠美、しばらくだな、
玄関前のライトをつけた。
あ、明人さん…
風邪引くなよ?…風呂上がりだろ、
私は明人の胸に飛び込んだ。
どこに行ってたの…
ごめんな、お前を置いて駆け落ちしたよな。
すまなかった…
…ウッウッ
キスされた。
お前?何か食べた?…腹減った…
入って?…有るものだけでいい?…
私今一人なんだ。
弟は姉貴、お袋は?
姉は嫁いだ、お母さんは看護士、弟も彼女出来た。
瑠美?は?
私あれから一人で働いてるよ。ホステスしたり。本屋の店員。
時たま、居酒屋の店員してきた。
結婚するか?
皆の承諾とらないと…
今直ぐじゃない。
明人は今は何してるの?
会社立ち上げた…
来るか。
でも私…
支度しろ!。
ええ~!
だって何もしてないって!黙れ、瑠美、ごめん一人にさせたな…
明人?さん…
そのまま残し私は
津田明人に連れられて。
ドでかいマンション、
お父さんの?
俺のだ。
親父が遺した、
お袋~💦
どこだ!…
姉さんが居なくなった。
え?…瑠美いないの?…
食べた後そのまま残し、
風呂にタオルが散乱してるって
警察呼びなさい!私美嘉に連絡するから。