コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
いつかまた会えるのなら_
「なろ屋さん、診察結果が出ました、」
「__余命1年半です。」
その一言で世界が止まったような気がした。
事実が受け止められなかった
きっとこれは夢だ…そう信じたかった
「余命1年…?」
医師の口から出た言葉をオウム返しすることしか出来なかった。
そこからは物事が驚くように早く進んだ
あっという間に入院が決まり手術をすることになった
手術なんてしても死ぬことは変わりないのにな
「メンバーに迷惑かけちゃうなぁ…」
実際頭の中にはめろんぱーかーの事しかなかった。
もう引退してめろんぱーかーを支える裏方でもいいのではとも考えた。
そもそもこの事をメンバーに言うべきなのか
四六時中考えた
sy視点
なろっちに話したい事があるって言われたけど…どうもおかしい
まさか解散とかないよな…いや解散ドッキリをまた仕掛けられるんか?
そんな事を考えていたらディスコが鳴った
めろぱかサーバーからの通知だった。
どうやら俺だけじゃない、メンバーみんな集められたみたいだった。
「…もしもし」
一瞬他人かと思った。
電話越しのなろっちの声は驚くくらい暗い声だった
「…なろぴ…?」
最初にかもめんが声を発した
かもめんは分かりやすいくらいに声が震えていた。
「…ごめんね、急にみんな集めて」
nr視点
「…ごめんね、急にみんな集めて」
自分でも驚くほど声が暗かった
こんな雰囲気にしたいわけじゃないのに
言いたい事は全てまとめてきた。
それを口に出すだけなのに、
それが今はすごく難しい
「あのさ、僕」
「めろんぱーかーを脱退しようと思ってるんだ。」
僕は結局余命宣告されたことは言わないことにした
そんなこと言ったら余計に心配かけるしね…
みんなの息を呑む音が聞こえた
「…今…なんて…」
かいてぃーの声は今にも泣きそうな声だった。
ごめんね、
メンバーを泣かせるなんてやっぱり僕はりぃだぁ失格だ…
「めろぱかを脱退したいんだ」
さっきよりもはっきりと声を張って言った。
それでも声が震えてたのは勘弁してほしい
「ほら、僕がいなくなっても困ることあんまなくない、?w」
「りぃだぁは翔ちゃんとかふさわしいと思うし」
「僕ずっと思ってたんだ、めろぱかにふさわしくないなぁ、足手まといになってそうだなって」
まくし立てるように言った
早口すぎて聞き取りにくかったかな、?w
「なろっち、それ本気で言ってるん?」
翔ちゃんの声はいつもの明るい声を忘れるくらい怒りに満ち溢れた声をしていた。
「…本気だよ」
ここまできたらもう後戻りはできない。
「それがなろっちの本音か!?東京ドームに行こうって約束したやん!ついこの間めろぱかでやりたい事いっぱい話したやん!!」
翔ちゃんがこんなに怒りの感情をあらわにするとこなんて初めて見た。
「それは…っ」
流石にこの展開は想定外だった
「なんで脱退なんて…急に…」
そりゃそうだよね、急に脱退なんて言われても困るよね…w
でもこれは想定内だ、しっかり言い訳は準備してある。
「単純に、僕ってこのグループにふさわしくないって思っただけだよ。」
「あとは目指したいものが分からなくなっちゃった。」
考えてきたそれっぽい事を言ったけれど納得してくれるかな
まあ納得してくれなくても納得するまで話すけどね…
「なろ屋さんがそんな事言うはずないよ!!」
今まで一言も言葉を発さなかったそらちゃんが泣きそうになりながら言った
「僕達をずっと支えてくれて、めろぱかのためになら何徹もして!!」
「なろ屋さんがそんな生ぬるいこと言うはずがない!!」