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雪だるまひとひと
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霜月リラ@瑠璃ノ月第4夜
あの謎の廃工場から脱出して一ヶ月
あたしは幸せな学校生活を送っていた
ky「お前合唱コンの伴奏やるんだよな」
そうだけど、何?
ky「俺、実は指揮立候補しててさ」
こいつが指揮者…
ky「受かったらよろしくなってわけ」
別に、わざわざ言う必要ないでしょ
ky「それもそうだけど、改めて」
ふーん、分かった
あたしはその言葉を気にとめてもいなかった
担任「おはようございます」
(今日は確か指揮者オーディションの結果が分かる日だっけ)
担任「まず、このクラスの指揮者ですが」
ごくり、と固唾を呑む音が聞こえる
あたしも例外ではなかった
担任「kyに決まりました。よろしくお願いします」
…え
どうして
kyが振ってあたしがピアノ?
なんか、それってすごく__
fj「お前すげぇな!」
hr「昨日のうちに言ってくれてたらよかったのに〜」
ksk「なったからにはSASUGANI頑張れよ?」
遠くでkyの友だちの声がした
ky「ってなわけでよろしくな。ほら、握手」
あ、うん
あたしはその手を取った
未来どんな不幸に塗れていようとも、
kyとなら乗り越えられる気がしたから
コメント
1件
読み終えました。プロローグというタイトルと、廃工場から脱出した後の日常——という導入の落差がまず気になります。合唱コンクールの指揮者と伴奏者という組み合わせに、主人公が「未来どんな不幸に塗れていようとも」とまで思う ky くんとの関係性。この一ヶ月の間に何があったのか、まだまだ謎が多くて続きが気になります。世界観の設計と伏線に敏感な自分としては、この「脱出」がどう回収されるのか、楽しみにしています。