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神への反逆者第三章 ずっと一緒でそばにいて
最終話 反逆者
「レンッ!」
「レンちゃんッ!!」
コトとキリが手を伸ばすと謎の壁に防がれる。
「ツッ!何やってんだよッ!!」
「はは…此奴は俺がやんねぇと」
「やめてよ..レンちゃッ…レンッ…お前は」
「魔力が少ないのにッ」
「うゎ…ッと…..」
ガクッと地面に膝をつき、意識が朦朧とする。
(あ゛ぁ゛、魔力切れ..何年ぶりだぁ?)
「早くしないと」
レキ?が剣を取り出す。
「殺すよ?」
「その体で、これ以上話すな、」
その顔は怒りと殺気に満ちていた。
「えぇ〜」
レキ?が言葉を発した瞬間レンがレキ?にハンマーを振り上げる。
「おっそ」
軽々と避けられ、反撃を喰らう
「ゔおッ..」
「ねぇ攻撃しずらいでしょぉ?」
「ぐっ…」
「当たり前だ。実の弟を殺すなど」
「コトッ!これ壊せよッ!!」
「無理だ。僕の術式ではこれを壊せん。」
「…」
「当たり前だ…当たり前だよな…」
急に笑い出し、大声で叫んだ
「お前はレキじゃないッ!!!」と
勢いよく攻撃する。
気づけば周りがひび割れていたり、崩壊寸前の教会が見えた。
教会の人間は巻き込まれ重体や死した者もいる。
「はぁ…!喰らえ!!!!」
「お兄ちゃんッやめてッ」
「ぇ…」
「なんちってーっ☆」
大きな鎌を振り上げ、レンの腕を切り落とす。
「ゔぁあああああッ!!!」
「甘いねぇ〜くすくすw」
「レンッ!コト…なんで俺たちこんな無力なの?」
今にも泣きそうな顔でコトに話しかける。
「黙れ、クソがッ….」
コトの握った拳からは猛烈な怒りが伝わった。
レンの肩から滝のように血が流れてくる。
(やっべ。出血多量で死ぬ…いや、死んだらダメだ。まだレキを救えてない。)
「意識朦朧としてんじゃん」
「そろそろ殺すか。」
(…残りの魔力は…行ける、できる。)
精神支配 裂
「おい馬鹿ッ!!!それ禁忌魔術だろうが!!!」
「なにこれ…レキの精神が戻って、」
「お前は俺と一緒に死ぬんだよ…はは…仲良く心中としようぜ?」
「クソが!最後にお前の事は殺す!」
この選択肢は間違っていなかった。
俺は間違ってないそう信じていた
「死ね」
だが大剣が俺の胸を貫いたと同時に
「おにぃちゃ…?」
レキが戻ってきてしまった。
「ぁ~あ….」
『クソ!クソクソクソクソクソクソクソ!』
うるせぇよ。あたまがどうにかなりそうだ。
ま、死ぬんだけど。
「レキ!!!」
「馬鹿野郎!」
コト、キリ、レキをよろしくな
「お兄ちゃぁあああん!」
レキ。一緒に入れなくてごめん
さよなら
この時代は
神への信仰は絶対。
神への反逆は大罪。
神への生贄は義務。
その概念が深く捻じ曲げられた歪な時代だった。
数百年。変わりない神への信仰が続き、2人の青年の横を赤髪の三つ編みをした少年が通り過ぎていった。
「お兄ちゃん…」
「もういない諦めろ。」
2人の寂しげな会話が聞こえる中
『シャキッとしろ!メソメソしてんじゃねぇーぞ!』
笑顔で話しかけてくるそんな声がした。
あとがき
まじで完結すると思ってなかった!文章わかりづらいですよねー!初心者なんで許してください!新作の『狂』も見て下さい!ではまた!
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