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2B…
2B2B2B
2B2B2B2B2B
2Bッ!!!!!
そんなっ……
嘘だ………
ポッド153「2Bのブラックボックス反応消滅を確認」
あぁっ
あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ
嫌だ……嫌だ嫌だいやだ!!
どうして……
どうして………?
僕が目が覚めるとレジスタンスキャンプでデボル、ポポルに修復されていた。
9S「…ここ…は……」
デボル「よかった目が覚めたか」
ポポル「9S…あなた商業地帯廃墟の谷底で倒れてたのよ」
9S「……」
ポッド153「推奨…感謝の言葉」
9S「ありがとう…」
ポポル「いいえいいのよ」
デボル「私たちにとっちゃこれが今の生きがいだからな」
9S「……」
僕が起き上がろうとすると止められた。
ポポル「まだ傷が完全に治っていないの」
デボル「完全に治るまでは私たちが面倒見てやるから大人しくしてろよ?」
9S「………」
僕は仕方がなく横になり目を瞑った。
そしてデボル、ポポルがいなくなったことを確認すると簡易ベッドから起き上がりレジスタンスキャンプを出て行った。
ポッド153「推奨…速やかなメンテナンス」
9S「必要ない」
ポッド153「このままだと機体9Sに重大なダメージを懸念」
9S「まだ動ける」
ポッド153「推奨速やかなメンテナンスの実行」
9S「黙ってろ」
僕は走って走って走った。
行く先々で機械生命体を破壊して、
2Bとの思い出に浸って、
行き着いた先は2Bと来たパスカル村だった。
パスカル村はボロボロになっていた。
機械生命体からの攻撃を受けたのだろうか。
至る所に機械生命体(村人たち)がもの言わぬ鉄塊と化し転がっていた。
9S「ここも……」
?「おや……どちらさまですか?」
懐かしい声を聞いて振り返るとそこにはパスカルが立っていた。
9S「パスカル…」
?「パスカル…?それは私の名前ですか?」
9S「……あぁ…そうだ」
パスカル「あなたはどうしてここへ?」
9S「たまたま…だ」
パスカル「へぇ…私は目が覚めた時には何も覚えていなくて」
パスカル「自分が誰なのか…」
パスカル「ここがどこなのかさえもわからず彷徨っていたらここに辿り着いたんです」
9S「…」
パスカル「あぁ…つまらないガラクタばかりですか見ていきますか?」
そう言って僕に見せてきたのはパスカルが可愛がっていた機械生命体の子どもたちのコアだった。
9S「…それ……」
パスカル「あぁこれですか?これ…拾っても拾っても無くならないんですよねぇ」
パスカル「一体だれがこんなガラクタをここに溜めてるんだか……」
9S「それは…昔君が大切にしていたものだよ」
パスカル「えっ?私が…ですか?」
パスカル「というか…あなたは…昔の私を知っているんですか?」
9S「……」
9S「ねぇ…パスカル」
パスカル「はい?」
9S「君は記憶を失っても自分の居場所に帰ってきた」
9S「僕はもう大切な人、家族、仲間……みんな居なくなって帰る場所さえなくなってしまったんだ」
9S「僕が記憶を失ったら一体どこに行くと思う?」
パスカル「……」
*パスカル「9Sさん…」*
そう…僕には幻聴が聞こえた
パスカル「さぁ…わかりません……」
パスカル「でも…その大切な人のところへ行くんじゃないんでしょうか」
9S「……」
9S「そう…だといいな……」
僕はパスカル村から出て森林地帯へと歩き出して行った。
ポッド153「推奨…メンテナンス」
9S「……」
そのあとがむしゃらに僕は資源回収ユニットを破壊していった。
『塔』まで戻ってきてハッキングをする。
敵からの攻撃と無理やりハッキングしたせいか機体のNFC回路共に脳神経回路が切れかける。
僕はそれでもなお戦うことをやめなかった。
ハッキングを単独で成功させボロボロになった僕は『塔』の中へと足を踏み入れた。
中では汚染されたヨルハ機体が襲いかかってきた。
9S「ポッドエネルギー収束近接射撃モード出力最大」
ポッド153「ないn…」
9S「撃て」
ポッドから発射された閃光は汚染ヨルハを粉々に粉砕し僕は先に進む。
どれくらい歩いたのだろうか。
気がつくと僕は暗い部屋にいた。
よろつきながらも進む。
僕には戻ることはできない。
バックアップも、バンカーも、2Bも……
もう…誰も残ってはいない。
僕しか居ない。
9S「……っ…」
NFC回路に異常をきたしているせいでうまく歩くことができない。
メンテナンス不足か…。
9S「ポッド…NFC回路の修復」
ポッド153「了解」
ポッド153「修復中は行動を控える」
9S「…わかった」
僕は壁にもたれかかるとポッドの修復を受けた。
9S「……」
ポッド153「修復率…60%」
9S「…」
ポッド153「修復率…75%」
9S「……」
僕は……
ぼくは………
ザザッ_______。
ポッド153「修復完了」
9S「…」
ポッド153「機体9Sの精神面に重大なダメージを確認、メンテナンスを推奨」
9S「必要……ない」
僕は『塔』の頂上へと登り続けた
そして頂上に差し掛かった時…
?「ヨルハ機体…9S」
背後から声をかけられ振り返る
9S「…誰だ」
赤い少女が二人いた
?「私たちは機械生命体の概念体」
赤い少女「あなたの脳内に直接語りかけている」
9S「…その…機械生命体が僕になんのようだ……」
次の瞬間…赤い少女2Bの形になった。
9S「……」
赤い少女「9S…君はいつまで戦い続けるの……?」
9S「ッッっ……!!」
僕は彼女に近づき刀を刺した。
粒子となり消える。
だが再び現れた。
赤い少女「いつまでそうやっt…」
9S「五月蝿いっっ!」
赤い少女「ないんえs……」
9S「五月蝿いっッ!!」
赤い少女「ないn」
9S「五月蝿いッッ!!!」
僕はNFC回路が焼き切れるまで刀を振るった。
そして僕はいつの間にか頂上についていた。
9S「…」
ポッド153「推奨…メンテナンス」
9S「今更…メンテナンスなんて……」
頂上には何もなかった。
ただただ広い空間が広がっていてあちらこちらにヨルハと思われるアンドロイドが転がっていた。
9S「……」
僕はその空間を歩いて行った。
気がつけば僕は独りで真っ白な空間に取り残されていた。
誰もいない。
ただただ静かで、何もなくて、冷たい。
そんなところにいた。
ふわりと頬を撫でる風がどこからか吹いてきた。
僕は導かれるかのようにその風を辿った。
そして綺麗な花畑に立っていた。
下を向きしゃがみ込む。
9S「確か…月の涙……」
白いその花は僕を隠してしまうそうなほど優雅で可憐で美しかった。
手を伸ばして花弁触れる。
突如視界にノイズが走り僕は顔を上げる。
花畑の前方に誰かが立っている。
9S「誰……」
僕は立ち上がり警戒しながらゆっくりと歩きその誰かに近づいていく。
黒いスカート、細い腕、白銀の髪。
その誰かは振り返り僕をみた。
透き通ったその瞳。
それをみた瞬間僕は走り出していた。
彼女手を伸ばす。
そして名前を呼ぶ。
9S「______!!!!!!!!!!!!!!」
彼女は僕を見て儚げに笑った。
そして何かを呟く。
?「________」
僕は目の前の光景が赤いノイズに染まっていくのを実感しながら彼女に手を伸ばし続ける。
いやだ…
待って……
お願いだから…
9S「置いて……いなかいで…」
視界がブラックアウトして僕は意識を手放した。
ポッド153「9Sの再起動を確認…」
ポッド153「おはようございます9S」
視界がだんだんと広がっていき体の感覚が戻る。
9S「ぁ……僕は……」
身体をゆっくり起こし動作の確認をする。
ノイズが視界に走っていない。
NFC回路もなんとかポッドがしてくれたようだ。
9S「…ポッド僕はどれくらい意識を失ってた…?」
ポッド153「…約1300秒」
9S「…そんなに……」
時間を無駄にした…
早く…頂上へ行かないと……
立ち上がり僕は『塔』の頂上へと向かいはじめた。
2Bは…9Sに優しい人になって欲しいと……そう最後私に言った。
だがどうやら私は9Sに敵対視されているようだ。
話しかけることも、近づくことも出来ない。
今私があの子に会ってもきっとあの子の心を壊してしまうだけだから…
A2「おいハコ…あの子は今どこにいる……」
ポッド042「ヨルハ機体9Sは『塔』内部に侵入した」
A2「はぁっ!?なぜそれを報告しなかった!?」
ポッド042「A2と9Sの接触を避けるため」
A2「確かに…今私があっても良いことはないだろうが……あそこは危険すぎる」
A2「一人にしておけない」
ポッド042「ヨルハ機体9Sをマーキングするか?」
A2「そんなことができるのか…?」
ポッド042「……マーキング完了……9Sはもうすぐ『塔』の頂上に到達される」
A2「急ぐぞハコ」
ポッド042「了解」
私は急いで『塔』に登った。
途中で赤い少女にあった。
アイツらは…昔から……私たちを…
いや…今はそんなことよりあの子をなんとかしないと
A2「おいハコあとどれくらいであの子のところにつくんだ?」
ポッド042「約30秒」
エレベーターに乗り上へと上がる。
扉が開き私が歩く。
目の前には真っ白でただ広い空間が広がっている。
視界を彷徨わせると空間の中央にあの子背を向け立っていた。
あの子は何をせず立っていた。
あの子の足元に転がるアンドロイドの死体は…2号B型モデルのものだろうか……
2Bそっくりだった。
A2「……」
9S「あぁ……やっときたんだ」
9Sは振り返り私を見る。
目元には隈が出来ていて身体もやつれている。
A2「落ち着け、お前とは話がしたくてここまできたんだ」
9S「黙れっ!!」
声を荒げて俯く9S。
9S「2Bを殺したくせに」
そう言って手に力が入り刀を強く握りしめる9S。
A2「……確かに私は2Bを殺した…」
A2「だが…それは……」
私の声を遮るように襲ってくる9S。
9S「五月蝿いっっっ!!そんなこと僕には関係ないっっっっ!!!!」
A2「…聞いてくれっ!」
その後も9Sは攻撃を止めることなく私に切り掛かってきた。
9S「うるさいっ!」
9S「五月蝿いっっっ!!」
9S「五月蝿いッッッッッッッッッッッ!!!!!!!」
その後私はどうにかしてあの子を落ち着かせようとしたが結果は同じだった。
9S「……どうして…」
9S「どうしてお前に…なんかに2Bは………ッ」
A2「ウイルス汚染だったんだ…」
9Sの顔が歪む。
9S「黙れ……黙れよ」
9S「お前に2Bの何がわかるっていうんだ…?」
気がついた時には視界に赤いノイズが走っていた。
わずかに見える世界の中で目を彷徨わせていると僕はA2の腹に刀を突き立てている事に気がついた。
9S「A2…」
バチバチと電流が体から漏れ出ていることに気がつく。
9S「NFC回路ガやらテるのか…」
ポッ153「推_____かな_________の開始」
聴覚システムにまでノイズが走っている。
ポッドの声がよく聞こえないな…
その時誰かの叫び声が聞こえて僕は振り返った。
見覚えのある顔だ。
でも誰だったかな…
?「9Sっ!2号!!」
その人は僕をみた瞬間銃を向けてきた。
?「9S…まさか………汚染されているのか……?」
9S「……」
僕が立ち尽くしているとその人は苦しそうに銃の引き金に指をかけた。
そして僕に向けて銃を……撃った。
僕は体が咄嗟に動いた。
9S「危なイじゃナイですか」
ポッド153「9Sブラック______ス変質……内部爆発___可能性」
僕は無理やり動こうとした。
そして…内部爆発した。
9S「ウっ…うぅッ……」
ポッド153「機____Sのブラックボ_______変質____確__」
ポッド153「ウイルス汚染___急増中…」
ポッド153「推奨_____な破壊」
?「許せ……9S」
僕は自分の中の自分じゃない何かに身体を乗っ取られた。
9SとA2が心配で『塔』に侵入したレジスタンスたちは頂上に到達し目を見開く光景を目にした。
9SがA2の腹に刀を何度も突き立ててそれを止めようとするポッドを蹴飛ばしていたからだ。
私は9Sに銃口を向けながら声をかける。
アネモネ(リリィ)「許せ……9S」
9Sが笑う。
9S「はハっ……」
9S「ソうやって今マでも仲間をコロしてきたンですネ」
アネモネ(リリィ)「っ!!」
9S「アァ……そうだったンだ」
9S「最初から僕が全テを破壊してオケばこうはナラなかったンダ」
そういう9Sの瞳は赤かった。
ウイルス汚染だ。
しかもかなり深いところまで侵入されているらしいい。
私たちにずっと敵意を向けている。
9S「2Bも…死なずに……スンダんだ」
そう言って9Sは刀の切先を私に向ける。
次の瞬間9Sの足元に転がっていたアンドロイドやヨルハ、機械生命体が動き出した。
9S「全テを…」
9S「スベてヲ破壊スル」
そう言い9Sは襲ってきた。
正確には9Sが操っているであろう機械たちが…だ。
アネモネ(リリィ)「…くそっ………」
9S「コロシてやル」
9Sの動きに迷いはない。
きっとウイルスが中枢神経どころか自我データまでもを書き換えようとしているんだろう。
ジャッカスならワクチンを作れるかもしれない。
わずかな希望を胸に声を上げる。
アネモネ(リリィ)「ジャッカス!9Sをどうにかできないか!?」
私は幸運だった。
ジャッカス「ちょっとまって!今…なんとかするから!!」
ジャッカスは必死になってなんかを作っている。
普段から薬や爆弾を作っているからか動きが早い。
これなら9Sを救えるかもしれない。
アネモネ(リリィ)「みんな!!!」
アネモネ(リリィ)「ジャッカスが論理ウイルスワクチン作り終えるまでここを死守するぞ!!」
アネモネ(リリィ)「9Sには近づくなよ!ウイルス汚染されるかもしれないからな!」
皆「了解っ!」
こうして短く長いレジスタンス達と独りのヨルハとの戦いの幕が上がった。
…
体に熱が戻り、意識が覚醒する。
私は9Sに刺されたはずだ。
どうして…?
また…私は死に損なったのか……
ポッド042「おはようございます…A2」
A2「どうして…生きてるんだ……?」
デボル「すまない…応急処置しかできなかった」
A2「お前達は…レジスタンスキャンプの……」
意識の覚醒と、状況理解をしていくうちに戦闘音が聞こえてきた。
視界をずらして音のなる方を見るとそこには汚染された9Sとアネモネ(リリィ)達が戦っていた。
A2「あの子っ…」
ポッド042「A2の意識消失後ヨルハ機体9Sはウイルス汚染により」
ポッド042「自我データ内部、およびブラックボックス内に重大なエラーを発生させた」
ポッド042「その結果9S自身の自我データと機械生命体ネットワーク、ウイルスが融合しかけており_____」
A2「つまりどういうことだ」
ポッド042「…9Sが消失する可能性」
ポポル「そんな…」
A2「救う方法は?」
ポッド042「ウイルスワクチンの服用」
デボル「それなら今ジャッカスが作ってる」
A2「つまり…あそこは…時間稼ぎ……ってとこか」
ポッド042「推奨…速やかな救援」
A2「そんなこと言われなくてもする」
私は「まだ治ったわけじゃないから無理するな」という言葉を無視して戦場へ走った。
戦場ではレジスタンス達が劣勢だった。
独りとは言えハッキングや大勢での戦闘時の司令塔を務めるS型モデルとの戦いだ。
そう一筋縄ではいかせてくれない。
A2「アネモネ(リリィ)!!」
アネモネ(リリィ)「2号っ!?」
A2「手伝いに来た…9Sは……」
9S「…」
A2「ハコ…あの子の汚染状況は?」
ポッド042「先ほど報告した時よりも悪化している」
ポッド042「機体9Sの汚染ウイルスは自己のアルゴリズムで進化と再生を繰り返している」
ポッド042「…機体9Sのウイルス感染度87%」
A2「このままだと間に合わないぞ……」
9S「A……2…………」
私を睨むその瞳は赤いノイズが走っている。
9SがA2に気を取られた瞬間9Sを核とした機械たちの動きが止まった。
9S「ドうして…?コロシたハズ……」
A2「あぁ…私はなんとか生きてたみたいだな」
9Sの顔が歪む、私に殺意を向ける。
その歪んだ顔はだんだんと壊れた人形のように狂っていく。
9S「ハハは…っ」
9Sは空を仰ぎ嗤い出す。
9S「アハハハハはハハッ」
そして私を睨みつけて叫ぶ。
9S「コロスっ!絶対ニッッ!!!」
私に向かって走ってくる9S。
それに同調したかのように周辺の機体達も私に攻撃を繰り出してくる。
私は向かってきた機械達の攻撃を避ける。
機械生命体「コロスコロスコロス」
汚染ヨルハ「アハハ!!ハハハハハハッッッッッッ!!!!!!!!」
A2「っ…アネモネ(リリィ)!ここは私に任せてお前達はワクチンを作れ!」
アネモネ(リリィ)「そんなことっ……」
9Sが私の切り掛かってきた。
私は白の契約を出して9Sの攻撃を受け流す。
A2「早くしろっ!!」
アネモネ(リリィ)「…わかった……くれぐれも…無理はするなよ」
レジスタンス達が戦線を一時離脱して私と9S、壊れた機械達だけになる。
機械はすぐに戦闘体制に入り私に向かってくる。
痛みがないのかその身が削れようとも攻撃をやめない。
A2「9Sっ!」
私は9Sの名前を呼んだ。
9S「オマエが僕の名前ヲ呼ブなぁァァァァァッッッッ」
近距離戦は9Sにとって不利になるということはわかっているはずなのに私に刀を向け正面から向かってくるこの子はどれほど壊れてしまったのだろう。
A2「2Bは…お前に優しい人になって欲しいと言っていたぞ……」
9S「五月蝿イ……おマエガ2Bノ言葉をカタるな」
すると今まで近距離戦だったが9Sが私と距離を取った。
追撃するため近づこうとするとハコに止められた。
ポッド042「非推奨…近距離戦に持ち込むことは危険と判断される」
A2「どうしてだ」
ポッド042「9SはA2が近づいてきたところをハッキングしようとしていた」
9S「…」
A2「……9S…私が憎いのはわかる」
A2「だが君は……」
9S「クククッ…ハハッ……」
ポッド042「推奨9Sから至急距離を取る」
A2「っ…!」
私はハコの指示を受けて距離を取った。
すると一瞬の間だった。
9Sのブラックボックスが暴走した。
エネルギーが過密に貯められていきその全てが運動駆動系へと中心として注がれる。
このままだとエネルギーの負荷で9Sの機体はバラバラになり自我データも消滅してしまう…
なんとかして止めなければ……
9S「オマエに僕ノ何が判ルンダ!!」
私は9Sの近距離攻撃とハッキングをどうにか対処して9Sを止めようとした。
アネモネ(リリィ)「おいまだかジャッカスっ!?」
ジャッカス「もうすぐ……」
レジスタンス「姉さんっもう…A2さんが……」
アネモネ(リリィ)「くっっ……」
このままじゃ我々に勝利などない……
なら
私ができることを…するまでだ
アネモネ(リリィ)「お前達!2号に加勢するぞ!!」
レジスタンス「でも…どうやって…」
アネモネ(リリィ)「2号の邪魔にならないよう9Sの気を引くんだ!」
アネモネ(リリィ)「だが決して近づくな!」
アネモネ(リリィ)「近づかせるなよ!!」
アネモネ(リリィ)「動ける奴は手伝ってくれ!」
レジスタンス達「了解!!」