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もしも大規模降下作戦で9Sが汚染されてしまったら____?
っていうifです
注意 badです2B、9Sは辛い思いをします、苦手な人はブラウザバック!
それでもおkなられつご↓
2B視点
私は今日も淡々と任務をこなしていた。
司令官からの命令で大規模降下作戦が開始されてから早数時間。
戦況は私たちが優勢だった。
まさかあんな短時間でがらりと戦況が変化するなど誰も想像できなかっただろう。
2B「こちら2B…担当区域の敵殲滅が完了した」
6O「お疲れ様です2Bさん!終わってすぐで申し訳ないんですが…Aブロックの担当班が苦戦していまして……できればそちらの応援をお願いしたいんですが……」
2B「了解した。位置をマップにマークして」
ポッド042「了解…オペレーター6Oよりデータ受信…」
ポッド042「マップにマーク…完了」
6O「ありがとうございます2Bさん!それではお願いしますね!!」
2B「通信終了」
私はマークされた地点へと急いだ。
9S視点
僕はS型の統括任務を完遂し敵超大型兵器の掌握に成功した。
アネモネ(リリィ)「遅いぞ…9S」
9S「S型の統括に…すこし手間取ってしまいました」
僕は飛行ユニットを降りてアネモネ(リリィ)さんに近況報告をした。
9S「それで…示し合わせたように集まる機械生命体が少し不安なんですよね…」
アネモネ(リリィ)「ネットワークでは繋がっていないはずなのにってことか」
9S「はい…」
アネモネ(リリィ)「奴らも進化してるのかもな……」
9S「…機械生命体が…進化………か」
僕は複雑な心境になった。
奴らに…機械に命なんて……ないのに進化…する………
ふざけてる…
9S「……」
ポッド153「警告…敵超大型兵器の再起動を確認…」
9S「…なっ!?再起動っっ!?!?!」
僕は急いで全S型に通信を繋げる。
9S「敵超大型兵器の再起動を確認した…これよりもう一度飽和ハッキングを……」
ザザッ…ザーーッ
ノイズが走ると同時に通信画面が映し出される。
11S「もう…誰にモ……渡されナイっ!」
32S「僕だけノ……モのッ!!」
そこにはウイルス汚染されたS型達がいた。
9S「なっ…!?」
9S「これは……ウイルス汚染!?」
9S「どうしてっ…」
僕はホログラム画面を見て様々な思考を繰り広げる…がその思考はアネモネ(リリィ)の一言でかき消された。
アネモネ(リリィ)「おい…あれはっ……」
僕は急いでアネモネ(リリィ)さんの見ている方向を見た。
そこにはヨルハS型モデルと敵超大型兵器が同調しているのが見えた。
9S「…あれ……は………」
ポッド153「データ不足…回答不可」
9S「飽和ハッキング…?いや…違う……EMP攻撃と…敵による超大型飽和逆ハッキング…!?」
ポッド153「その推測を支持」
9S「アネモネ(リリィ)さん!!」
9S「今すぐ全レジスタンスさん達に防御シールド展開と避難を行ってください!」
アネモネ(リリィ)「わかった!」
アネモネ(リリィ)さんはすぐに全レジスタンスに連絡をとり避難は完了した。
あとは僕たちが逃げるだけだ。
EMP攻撃ということは喰らえばまず無傷ではいられないだろう。
近くの防御シールドが展開された場所まで一気に走る、がこのままじゃ僕もアネモネ(リリィ)さんも間に合わない。
僕は最悪なんとか相殺できるかもしれないけどただのアンドロイドであるアネモネ(リリィ)さんが喰らってしまったら……どうなるかは想像がつく。
僕はアネモネ(リリィ)さんの背中を押して突き飛ばした。
防御シールド内にアネモネ(リリィ)さんが入ったのを確認した瞬間超大型飽和逆ハッキングEMP攻撃が放たれた。
僕は自衛防御シールドを展開してなんとか相殺しようとする。
ポッドが僕の腰にしがみついている。
攻撃が収まり僕は力を抜く。
シールドを張ったが多少機体に不具合が発生したようだ
赤い警告アラートが視界の先に映し出されている。
9S「…少し…喰らった…か……」
息が荒い僕に駆け寄ってきたのはアネモネ(リリィ)さんだった。
アネモネ(リリィ)「大丈夫か9S!?」
9S「…えぇ…なんとか……」
9S「それよりもアネモネ(リリィ)さんは無事ですか?」
アネモネ(リリィ)「あぁ…さっき9Sが防御シールドの中まで私を飛ばしてくれたおかげでな」
9S「ならよかったです…」
ポッド153「ヨルハ機体9Sにウイルス汚染を検知」
9S「えっっ!?」
ポッド153「しかし侵入経路が浅かったため治療完了」
9S「あぁ…びっくりした……」
9S「それよりも…僕以外のS型はどうなってる?」
ポッド153「ヨルハ機体9S以外のS型はウイルス汚染されている」
ポッド153「なおこの攻撃は全ヨルハ機体が受けたと思われる」
9S「2Bっ…」
アネモネ(リリィ)「9Sは2Bに会いに行け」
9S「……ありがとうございます」
僕は急いで2Bのブラックボックス反応を検索し駆け出して行った。
2B視点
応援現地につき敵を一掃し終えた後私たちは第二波の敵軍による近距離EMP攻撃を受けてしまった。
駆動系とNFC回路に少しの違和感を感じるも動かせる。
ウイルス汚染はされていない。
私は周囲を確認した。
すると3Bが立ち上がり私を見た。
2B「3B大丈…」
3Bはウイルス汚染されていた。
2B「ウイルス汚染っ!?」
私は…3Bから物理接触ウイルスを移されてしまった。
倒れた私にまたがって折れた刀を振り下ろす3B。
2B「…っ……ポッド…治療…を……」
ポッド042「ウイルスワクチン投与開始…」
ポッド042「義体内のウイルス反応の沈黙を確認…」
ポッド042「ウイルス汚染反応低下…ワクチン治療完了」
動けなくなった体をなんとか動かして3Bの攻撃を避ける。