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よし。準備はできた。
よし。図書館に行くぞぉ〜!!
そう意気込んで玄関のドアを開けた。
は?
いや
ここどこだよ
外じゃないんかい
『お前が田中瑠璃か。』
え?声の主はどこなの?
『私の姿はお前からは見えない』
え
そうなんだ
『お前が田中瑠璃かと聞いている』
「はい。て言うかここどこですか」
『ここは次元の狭間だ。』
えぇ・・・
「あの、声の主さんのお名前は・・?」
『私に名前などない。』
「えぇ・・」
『好きに呼べば良い。』
「じゃあ次元さんで」
『次元・・・』
「気に入らなかったですか」
『いや。大丈夫だ』
「で。なんで私はここに」
『あぁ。そうだったな。では本題に移そう。』
『今からお前が向かう世界は瘴気で溢れている。それをお前の力で浄化してほしい。』
えぇ・・
そんなの本の世界でしか読んだことねぇよ・・・
ていうか浄化て。聖女かよw
『たびたびお前が元いた世界から人を派遣しているのだが・・うまくいかなくてな』
「そうなんですか」
『お前は救世主として今からルリエール王国に行ってもらう』
「は?救世主??????」
『あぁ。その代わりなんでも願いを叶えてやろう』
うまくいかなかったのってそれのせいじゃ????
「えっと・・その願いを叶えてくれるのって無制限ですか?」
『まぁ。そうだな』
「じゃあまず広めの家をお願いします!!3階建ての!」
「あ、あと、その王国の都心部からは離れたところでお願いします!」
『あ、あぁ。いいだろう』
「あ、あと言語を私にもわかるようにしてほしいんです!」
「あと、本棚と本ともちろんお金もいるよね・・・」
「お金は家が2個分買えるくらいの量で・・・・・」
『ま、待て!そんなに願いを覚えきれん!今から渡すペンダントに願いを言えば叶えてくれるから』
「あ、ありがとうございます!!!」
『今から向かう国でのお前の名はルリ・カナタだ。』
「はい!」
今日からお前の名はルリ・カナタだよ
と言い渡されたところで
見知らぬ景色のところに飛ばされた。
眩しくて目を瞑っていたらいつの間にか寝てしまった?いや気絶したのかも
目を開けたら、見知らぬ家の中にいた。結構その家は広くて、さっきの次元さんとの会話を思い出した。
「ふおおおおおおお!!!!やっと念願の図書館が開ける!!!!!」