テラーノベル
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--夜。マンションのリビング。
チャイムが鳴る。
愛空「はーい」(ドアを開ける)
蓮「こんばんは、愛空」(軽く手を上げる)
愛空「蓮くんだ~何持ってきたの」(覗き込む)
蓮「それしか興味ないね」(苦笑)
愛空「うん」(即答)
蓮「はい、ケーキ」
愛空「あ、生クリーム無理」(真顔)
蓮「エ?」
愛空「ウチ食べれない」
蓮「なんで今言うのぉ…??」
愛空「雰囲気で察して」(ドヤ顔)
蓮「無理だよぉ…」(苦笑)
高良「……紅茶を用意します」(静かに入ってくる)
愛空「コーヒーはやめてね」
高良「承知しております」
蓮「愛空、嫌いなモノ多すぎだね…」(苦笑)
愛空「人生ストレスフルだからね」(軽く笑う)
――その言葉に、蓮は少しだけ目を細めた。
蓮「……そういえば」(ソファに座る)
愛空「なに~」
蓮「気になってる人ができたんだ」
愛空「え、誰?」
愛空「恋じゃんそれ」
蓮「そうだよ」
愛空「ウチに話す時点で、もう終わりだよそれ」
蓮「何が…?」(クスクス笑い)
愛空「沼」(真顔)
蓮「怖いこと言わないでよ」
――笑いながら、でも。
どこかで、愛空は“他人の恋”を遠く感じていた。
ふと、キッチンの方を見る。
静かに紅茶を淹れている高良。
(ああいう人、好きなんだよな) でも。
高良には……
恋人がいる 。
愛空「……」(少しだけ視線を逸らす)
愛空「ねえ高良~少し紅茶甘くして~」(いつも通りの声)
高良「かしこまりました、愛空さん」
――その距離は、ずっと変わらない。
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