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私は元々裕福な家庭には生まれなかった。

性目的で結婚した父親と母親。

母親は゛その目的゛にまんまと騙されて、私が生まれた頃に母親と私は虐待された。

父親が思い通りにならなかったことは全部母親にぶつける。殴り蹴り暴言を吐き…もうやりたい放題。

耐えられなくなった私は5歳頃から父親に反抗するようになった。


「お母さんをいじめないでよ…!!」

この一言で父親はキレて胸ぐらを掴まれたのを覚えている。今なら刀で一発だがその時の私は「鬼」の存在自体知らなかった。

なんなら私は人に教えてもらうまで鬼の存在は知らなかった。それくらい私は虐待されてはいたけど鬼とは無縁だった。


だが6歳頃には母親は自殺をした。

無理もない。6年間虐待され続けてきたのだから。

殴るコマがなくなった父親は私に目を向けたが「チッ」と舌打ちをしてどこかに消えた。

そこから私は1人で生きていくことになった。

すごく厳しかった。本当に誰も私を助けてくれない。見て見ぬ振りをするだけの人間が多かった。


そして虐待の次に私を襲ったのは「差別」だった


「汚い」

「お前どこの子だい?」

「虫が湧いてるよ」


話しかけられてもそればかり。

ウザい人間だらけ過ぎて。ついに力尽きてしまいそうになったとき、私はある人に出会った


「大丈夫かい?」


それが……お館様だった。


お館様があの時助けてくれなければ私はきっとあのとき死んでいたし今生きていないだろう。

お館様がこの世のすべてを教えてくれた。

「鬼がいる世界」「鬼は夜になると動き出し餌の人間を食べる」「鬼は日に弱いから昼には出ない」「血が好物」

人間に苦しめられていた私だが

鬼に苦しめられている人間もいることがわかった。

7歳の私はその時とても大きなショックを受けてとてもこの世界が憎いと感じた。

そこから私は安全に住める場所と刀鍛冶を探してもらい剣士になることを選んだ。

鬼に苦しめられている人はもちろん助ける、だけど私は人間に苦しめられている人間も助けようって思った。虐待や差別を受けている人も全員。


7歳から訓練を始め10歳で最終選別で合格し、11歳から鬼殺隊の隊士になった。周りは全員驚いていて「お前はすぐに殺される」と毎回言われていた。確かに私はそこまで鬼に憎しみを持って戦ってきたわけでは当時なかった。

鬼殺隊に入って私はすごく自分の素を出せる人がいた


田邊「氷彗は柱になりたい?」


氷彗「柱?なにそれ」


年齢が2つの上の男性の隊士。…田邊勇太と言う人だった。


田邊「柱ってのは鬼殺隊最高の地位。まあやばいくらい強い人たちだよ」


氷彗「そうなんだ」


田邊「で氷彗はなりたい?」


氷彗「うーんどうかなー。田邊さんは?」


田邊「俺は多分柱に登りつめる前に死ぬだろうねw」


氷彗「ww」


田邊「まあ氷彗が柱になっていたら「氷柱」だなー。ってか氷柱って「つらら」とも読むよな。すげぇ偶然w「つらら柱」って読み間違えるやついるんじゃねえのw」


氷彗「どうでもいいけどねw「こおり柱」で行きたいねやるなら」

田邊さんが頑張って柱になっていたらかなり強くないっていたと思う。すごく仲良かったし応援したい気持ちがあった。

だけど


氷彗「あれ?田邊さんは?」


隊士「田邊…月下がいない任務で…殺されたよ」


氷彗「え、?」

私はその日から鬼に対する憎しみが大きくなっていった。鬼に大切な人を殺された経験がある人の気持ちがすごくわかった。

鬼殺隊に入っている隊士は死ぬ覚悟で鬼を斬っている。私のような甘い覚悟では鬼殺隊に居てはいけないという思いを感じ私はそこから本当の自分を隠しだした。


伊之助「…なるほどな」


氷彗「長々とごめん。つまらない話でごm…」


伊之助「つまんなくねえよ。お前が笑わない理由わかったし」


氷彗「笑わない理由、…?」

それ確か善逸くんにも言われた気が…


伊之助「おう。最近氷彗がいない間に周りと会議してんだよ。「氷彗をどうやったら笑わせられるかって」」


氷彗「そうだったんだ…」

気づかなかった


伊之助「でも今の話聞いて無理に笑わせなくてもいいんだなって思った良い意味で。それが氷彗の゛個性゛だから」


氷彗「…」


伊之助「氷彗は氷彗らしく生きてけばいいんじゃねえの?」


氷彗「私…後輩に頼りっぱなしで柱としても人間としてもダメダメだったね…!」


氷彗「私は…月下氷彗だもんね!ニコッ」


伊之助「っ…//」


氷彗「ありがとう伊之助くん!私を…解放してくれて」


伊之助「別に…大したことしてねえよ、」


氷彗「本当にありがとう」


伊之助「だから…その…、いいって/」


氷彗「帰ろー、!」



作者から

ここまで読んでくれた方ほんとにありがとね!?

すっげぇ長文になっちまったww

なんか氷彗が覚醒した的なね。

推しの子で言えば黒川あかねちゃんみたいなイメージで再現してみました。

これからは比較的平和な感じのストーリーが流れるかなーと思います(仮)

注目ポイントは「氷彗と伊之助の関係」です!!

是非見てね👀

氷のように冷酷な私

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