皆が病室を出て数分程経った頃、
mg 「…ん、(パチッ」
目を覚ました。
nb 「あ、めめ。おはよう」
mg 「しょ…ぴーっ、?」
めめはそっと、俺の顔に手を近づけた。
nb 「うん、そうだよ。」
俺はめめの手を握り俺の頬に当てた。
mg 「本、物…だよ、ね、?」
nb 「本物。」
そう言うと、めめはぼろぼろと瞳から雫を落とした。
nb 「っ?!大丈夫、?」
俺は焦ってめめの雫を拭った。
mg 「大丈夫、嬉しくってっ…」
めめは、にこっと笑った。
めめが落ち着いてきた頃にまた同じ問いかけをした。
nb 「大丈夫、?(サスサス」
mg 「うんっ、しょっぴー久しぶりっ」
姿を消したあの日から勿論一度も会っていない。
nb 「うん、久しぶり」
めめは酸素マスクを外した。
nb 「外していいの、?」
mg 「…うん、」
少し沈黙が続いた。
mg 「…ごめんねっ、急に居なくなって、」
mg 「皆が居る時に…伝える、から」
めめは偽りの笑顔で微笑んだ。
nb 「…うん、」
mg 「…そろそろ帰りな、外、暗いからっ、」
nb 「…またね、」
コメント
2件
初コメ失礼します! 本当に主さまの物語が大好きです!! これからも楽しみにしてますっ