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文化祭が終わった、次の水曜日。
振替休日として２連休があったため、文化祭後初めての登校になる。
「文化祭、楽しかったなぁ。なんで、２日だけなんだろ」
杏葉（あずは）の隣にいる 弥奈（やな）が、寂しそうに言う。
一時期、距離ができていたが、今日から前と同じように、弥奈が迎えにきて、一緒に登校することになった。
「物足りないくらいがいいんだよ。って、誰かが言ってた気がする」
「そんなもんなのかねぁ」
「そんなもんなんだよ」
恋人のときより、ほんの少し空いた距離。
それでも、今は今で、また違った形の絆が、たしかに心の中に芽生えていた。
「杏葉、弥奈」
後ろから届く、聞き慣れた声。
杏葉と弥奈は同時に立ち止り、振り返った。
「おはよう、空太（くうた）」
「おはよう、空太くん」
恋愛＊スクランブル
第４５話 平穏な日常
「おはよ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
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