「何が関係ないんだよ…」
少し弾痕のある寿司屋の中で、潁原は散弾銃を強く握り締め、田中の発言を思い出す
「依頼だ」と目標人物の書類が入っているであろうファイルを机に投げる
その書類を手に取り眺めるとボスである田中が話し始める
石島武明 46 身長167 体重52kg 無職 銃免許無し 殺人歴あり
「ターゲットは寿司屋の常連」
「寿司屋の店員らもターゲットか?」
「調べたところ関係は無さそうだ、だが一応これを持ってけ」
そういうと田中はM870を渡し、俺の肩を叩いて一言
「暴れて来い」
なぜ散弾銃なんだ?と思ったがうちのグループは酷くケチだ、武器の使い回しが多い、自分の銃を使おうにもグチグチ言われるので仕方なく使うことにする
「アイツ絶対分かってたな」
そう思うと苛立って来た為、早く終わらせようと思いカウンターから少し頭を出し相手の様子を見る
居ない、事前に設計図を見たがどこも隠れるところなんて無い、そう思うと安心し、腰から念の為に持ってきたグロック19を取り出すと、背後に居るそいつの頭に銃口を突きつけ、トリガーを引いた。
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