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照「…本当に終わったんだ……。」
俺は不安定な気持ちを押し込むかのように小さくなって今日を終わらせた。
岩本side
翌日、メンバーとの仕事に行くとふっかは今までと変わらず接してきた。
“今まで通り”。
安心感と消失感が同時に襲いかかって来る。
辰「照!次俺ら撮影だよ〜」
照「あ、うんわかった今行くよ。」
辰「ラウも!早く行くよー!」
ラ「2人とも待ってー!」
友達になるって言っておきながら俺らの間に多少の気まずさがあると言うなら理由を聞き出すには十分だった。
けど、メンバーの誰も気づかないくらいに俺たちはいつも通り。
そんな状態の時に理由を聞き出すなんて場違いな話だった。
カメラマン「じゃあずっと撮ってるので自然な感じでお願いしまーす。」
辰「え〜自然ってむっず〜!笑」
ラ「じゃあ僕岩本くんの背中乗る〜!」
辰「いや、ここは俺が乗る!」
照「誰も乗せねーから笑」
辰・ラ「「え〜!」」
照「あははっ笑」
これで良かったんだ。
ふっかも俺も笑顔で、ラウも笑ってくれてる。
この空気感を感じて居られるならそれだけで十分だ、別れたからと言って永遠に会えなくなるわけじゃない。
照「腕なら乗ってもいいよ笑」
辰・ラ「「やったー!」」
照「ははっ笑」
to be continued…