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私は目を開けると鏡の前に立っていた。
もうハロウィンは終わったのだ。
鏡に手をつけてもあちら側の世界には
行けないようだ。
周りを見渡すと、
いつものハロウィンの後とは違い、
会話の中にオバケの話は一切無かった。
家に帰ってお母さんにオバケの話をしてみたが
全く話が通じなかった。
まるで元々
“ こんなこと ” が起こっていなかったような。
その日からハロウィンはオバケを捕まえて
食べるという行事から一転し、
仮想をして街を歩き回るという行事に
変わった。
これからもハロウィンは後者のままの行事で
いて欲しい。
私はそう思った。