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シリアスBLを書いてみたかったのです…!!!
設定など甘い部分もあるかもしれませんが、温かい目で読んでいただけたら嬉しいです🫣
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静かな部屋。
渡辺は、ゆっくり目を覚ました。
💙(……ここ、どこだ)
見慣れない天井。
真っ白で、無機質で、生活感がない。
自分の部屋じゃない。
体を起こそうとして——止まる。
両手が、簡易的な手錠で固定されている。
💙(なに……これ)
心臓が跳ねる。
そのとき。
ガチャ——
ドアが開いた。
🖤「目、覚めたか」
低い声。
💙「……だれ?」
💙「どういうことだよ、これ」
🖤「落ち着いて」
💙「落ち着けるわけねえだろ!」
💙「この手錠、外せ!!」
一瞬、沈黙。
🖤「……この状況でその口のきき方」
🖤「気をつけたほうがいいよ」
目が、冷たい。
冗談じゃない。
本気だ。
💙「……」
🖤「あとでちゃんと話す」
🖤「手錠は外す」
🖤「でも、逃げないで」
その声は静かすぎて、逆に怖い。
カチャ、と音がして拘束が外れる。
手首には、うっすら赤い跡。
🖤「……すまない。痣がついてしまった」
そっと指先が触れる。
優しく。
💙「やめろっ……」
振り払う。
🖤「ここにいたほうが安全なんだ」
💙「意味わかんねぇよ」
💙「お前、何がしたいっ…」
その瞬間——
ぐう、と腹が鳴る。
💙「……あ」
最悪だ。
🖤「……ふっ」
ほんの一瞬だけ、柔らかい顔。
🖤「何か作ってくる」
🖤「悪いけど、部屋は鍵かけさせてもらう」
🖤「ちょっと待ってて」
バタン。
ドアが閉まる。
💙(……ほんとに、何が起きてる)
怖い。
けど——
さっきの一瞬の笑顔が、頭から離れない。
——つづく。