多分軍パロ。
⚠️キャラ崩壊あり⚠️二次創作です⚠️作者は関西人ではありません⚠️腐ではないです
それでもってか、なんでもOKの神様は、このままスクロールをお願いします。
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鬱先生side
まただ。
自然と右手が首まで伸び、呼吸をしているか、確認する。
大丈夫。俺は生きてる。
肩で息をし、呼吸を整える。
落ち着いてから、時計を見る。
2時前。外は暗いまま。
さっさと起き、着替える。
今から寝ても、30分も経たないうちに、同じことが繰り返される。
気を紛らわすために、書類をする。
5時前になったら、朝食を作りに、キッチンに行こう。
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ショッピside
夜2時前。
なんという時間。最悪だ。
夕飯を少ししか食べてなかったから、腹減った。
食堂行って、なんか作るか。
いつものジャケットではなく、薄い紫のパーカーを羽織り、食堂に行く。
軽くサンドイッチを作ったあと、食べきれず、余ってしまった。
そうだ。徹夜組の人たちに、おすそ分けしよう。
ホットミルクもいれて、まずはトントンさんのところに行く。
酷いようだったら、強制睡眠させよ。
トントンさんの執務室のドアを4回ノックすると、「誰ですか〜?」と、間延びした返事が帰ってきた。
「ショッピです」
「あぁ。入ってええよ」
ちゃんと許可をもらってから、部屋に入る。
「失礼します」
お盆に載せたサンドイッチとホットミルクを片手で持ち、部屋に入ると、こんな時間まで書類に精を出すトントンさんが。
少し休んだって、誰も怒らんすよ。
「珍しいな。こんな時間に、なんかあったんか?」
書類から顔を上げ、心配そうに言う。
「腹減って起きたんで、軽食作っただけです。トントンさんが徹夜してる気したんで、サンドイッチとホットミルクを持ってきたんです」
「ありがとうなぁ」
「少しぐらい休んでも、誰も怒りませんよ。明日ーてか、今日俺も手伝うんで、もう寝てください」
トントンさんの目の下には、大分黒くなったクマが。
そろそろ、本当に倒れるんじゃないか?
俺の心配が伝わったのか、少し躊躇ってから、「ふぅ…」と息を吐いた。
「そうやな。ショッピくんのサンドイッチとホットミルク飲んでから、寝るよ」
お盆からサンドイッチとホットミルクを受け取ってから、書類を端によせていた。
うん。やる気はなさそうだ。
「じゃ、俺はこれで。おやすみなさい」
「おん。おやすみ」
ぺこりとお辞儀をしてから、執務室を出た。
さて。今の時間帯なら、監視室でロボロさんか大先生がいるだろう。
食堂に戻り、サンドイッチとホットミルクをお盆に載せ、情報管理兼監視室に行く。
薄暗いまでは行かずとも、月明かりがメインの廊下は、少し不気味だ。
情報管理兼監視室のドアを4回、ノックする。
「はぁ〜い。誰ぇ〜?」
中から、大先生の間延びした声がする。
「ショッピっす」
「入ってええよ〜」
「失礼します」と言いながら、中に入る。
中は真っ暗で、パソコンの画面の光だけがあった。
こんな中で、よく集中出来るな。
大先生が、パソコンの画面から目を離さず、話しかけた。
「こんな時間に、どーしたの?」
「小腹減って目が覚めたんで、サンドイッチとホットミルク作ったんです。そのおそそわけです」
そう言えば、クルリとこっちを見た。
手に持っているお盆の上の、湯気の出ているホットミルクとサンドイッチを見て、目を輝かせた。
「これどうぞ」
大先生のそばまで行き、サンドイッチとホットミルクを渡す。
「うーわ。美味しそ〜ありがとぉなぁ」
目をキュッと細め、喜んでもらえた。
それを見て、今出ていったらダメだと気づいた。
「ん?まだ何かあるん?」
「大先生、寝てないっすよね」
「え?あっ、まあ。今日は朝までおるから、徹夜扱いにはなるね」
いつもの気の抜ける声を聞き、ため息が出そうになる。
寸前でとめなたけどな。
「ちゃいます。それだけじゃないでしょ。クマ、酷いっすよ」
そう言いつつ、大先生のメガネを外す。
部屋が暗いが、クマがハッキリ見えるほど、黒くなっている。
今なら、トントンさんよりも徹夜してるな。
ホットミルクに手を伸ばす大先生から、ホットミルクとサンドイッチを取り上げる。
話すまで、渡さんぞ。っていうニッコリ笑顔はあげたけど。
「いい笑顔ですやん…」
なんて、大先生が呟いとる。
俺の決意を受け取ったのか、ホットミルクとサンドイッチが食べたいのか、諦めたように話し出した。
「俺なぁ?最近寝れんのんよ…不眠症ってのも、あるかもしらんけど。寝付けんわけじゃないんよ。ただ、その10分もしないうちに、起きちゃうんよ」
早口で言ってから、再びホットミルクとサンドイッチに手を伸ばす。
もちろん、その手をペチンと叩く。
「ピー君?!」
小声で叫ぶ大先生に、今度は真顔で聞き返す。
「それだけじゃないでしょ。まあ、無理くり聞く気はないんすけど。辛くなったら、いつたでも話聞きまから」
そう言ってから、メガネとホットミルク&サンドイッチを渡す。
俺だって、聞かれたくないことはたくさんある。
だから、誰に対しても、本人が話したい範囲しか聞かない。
俺も眠くなってきたし、そろそろ部屋で寝るか。
戻ろうと言おうとするのを遮り、大先生がイスを持ってくる。
どぞ。とでも言いたげに、手でイスを指す。
大人しく、イスに座る。
それから、ポツリポツリと話し出した。
「大したことじゃないよ?大したことじゃないけどさ。最近肩が重かったり、ご飯食べたら気持ち悪くなったり。何回か、寝てる時首が締まる感覚があったりしてさ…俺、よくみんなに無能って言われるやん?やから、これ以上みんなに迷惑かけたない…」
正味、ため息しか出ん。
ポロポロと目から水が落ちる大先生の目をパーカーの袖で拭きながら、ゆっくりと話す。
「何が『大したことじゃない』ですか。もしかしたら、死ぬかもしらんのに。それに、大先生はグルッペンさんに必要とされて、ここにおるんでしょ。誰も大先生を嫌いにならんし、離れませんから。泣かんといてください」
本当は、ハンカチで吹きたかった。けど、生憎持っていない。てか、この状況で持ってる奴は凄いわ。
ホットミルクを飲ませ、落ち着かせる。
ホットミルク、冷めたやろうな。ただの甘いミルクや。
しばらくすると、落ち着いたらしく、ホッと息を吐いた。
「もう大丈夫っすか?」
「おん。ありがとうなぁ。ショッピくんも、もう寝んと」
気づけば、3時近くになっていた。
「いや、もう起きときますよ。今から寝ても、起きれんだけなんで」
「そっか。無理したらだめやからね」
大先生こそ。とは思ったが、言ったところで、やめるつもりは無いだろう。
なら。
「俺、1回部屋行ってきます。イス、片付けないでくださいね」
そう言ってから、部屋まで猛ダッシュ。
ペンとジャケットとブランケット2枚を持って、1度トントンさんの執務室に行き、机に突っ伏して寝ているトントンさんにブランケット1枚をかけ、書類をかっさらう。
音をたてずに情報管理兼監視室に戻る。
「あ、ショッピくん…なんで書類?」
「寝ないんで、ここでトントンさんからかっさらった書類をやろうかと。そこの机使っていいですか?」
「ぇ、あ、いいけど」
「あざす」
大先生が片付けないでくれたイスを動かし、許可してもらえた机に書類タワー等々を置く。
「いやいやいや。なんで?!」
大先生があわてて、(そこまで大きくない)大声をあげる。
クソ先輩で大声に慣れてるせいか、そこまでうるさくない。うるさいけど(矛盾)。
「なんでって、さっき言ったでしょ。聞いてなかったんですか?」
「いや、聞いてたよ?聞いてたけどさ、なんでここでするの?」
「ここなら、大先生になにかあっても、すぐ対処できるんで」
霊的意味でも。
なんて言えるわけがないから、心の中で付け足す。
「そ、そっかぁ、、」
納得にはしてないらしいけど、なあ追い出さないから、ええよな。
気にせず書類を進める。
かなりの量があって、今日で終わるかどうか…不安やな。
これをするトントンさんは、本当に凄い。
大先生のタイピング音や、時計の針の音、俺のペンの音が、部屋の中を木霊する。
しばらくすると、大先生からスゥスゥという寝息が聞こえてきた。
時計を見ると、3時40分近く。疲れてたんやな。
キーボードから離れさせて、簡易ベッドに寝かす。
と同時に、後ろからドロドロとした気配が。
振り向けば、女の人の幽霊が。いや、幽霊じゃないわ。生霊やん。大先生、またなんかしたんか。
…いや、おかしいな。生霊は、そんなに悪さ出来るはずもないし、生霊に憑かれて、あそこまで体調不良になるだろうか。G並の生命力のある大先生なら尚更。
「…あんたら、大先生守ってるんか?」
もし、憑いてるのが生霊ではなく、別の悪霊なら。
生霊さんは、守ってる側なんかもしらん。
だが、あっているらしい。
俺の仮説を証明するように、生霊さんが、頷いた。
なら、下手なことは出来ん。
「ちょっと部屋行ってきます。大先生よろしくお願いしますね」
部屋までまた走り、このまえ作ったお手製の御札を1枚掴み、大先生のところまで行く。
上手いかはわからないが、そんなに強くない。
まあ生霊さんを祓わず、悪霊を弱める程度だろう。
情報管理兼監視室に入ると、まだ生霊さんがいた。
念の為、説明をしておく。逆恨みなんか、真っ平ごめんだ。
納得してくれたのか、何も言わず、1歩下がった。
すんませんね。俺もなんかしなきゃ、気がすまないんで。
大先生の内ポケットに御札を突っ込み、ブランケットを掛けておく。
「じゃ、俺書類やるんで。大先生守ってくださり、ありがとうございますね」
大先生は、あの人に大切にされとんやろな。
あ、そうだ。ロボロさん連れてこな。監視はやり方知らないんだった。
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鬱先生side
身体が揺れて、ゆっくりと目が覚める。
目を擦りながら身体を起こすと、紫のブランケットが掛かっていた。
あれ。俺ブランケットかけて寝たっけ。
「大先生。おはようございます」
横から、声をかけられる。
そっちを見れば、ジャケットを着たショッピくんがいた。
「おはよう。なんでショッピくんおるん。てか、ここどこ?」
そう言いつつ、あたりを見渡す。
「あぁ。情報管理室か」
「はい。大先生疲れてて、途中で寝ちゃったんです。流石に見過ごせないんで、ブランケットかけときました」
はぇ〜優し。
じゃあこのブランケットは、ショッピくんのか。
それから、またショッピくんは続けた。
「俺は、寝るには遅い時間に起きたんで、ここで書類やってたんです。覚えてます?」
そこまで聞いて、ようやく思い出した。
「覚えとるよ。ありがとな。久しぶりに、しっかり寝れたわ。気持ちえぇ〜」
こんな簡易ベッドで寝たのに、熟睡なんて、どうかしてる。
ま、寝れたからええけど。
「そろそろ朝食の時間ですよ。大先生の代わりに、ロボロさんが監視やってくれてたんで、お礼言っといたほうがいいですよ。今は朝食でいませんけど」
「マジか。ロボロに礼言っとくわ。ちょっとまっててね。一緒に行こ」
「はーい。俺も書類とか部屋に置いていたいんで」
そう言って、ショッピくんは部屋に戻って行った。
それから、2人で雑談しながら食堂に行った。
まあ予想通り、全員驚いてたね。
チーノなんか、「軍団からハブられた!」って騒いでたよ。2人に焼肉奢りで、許して貰えた。
驚いたのは、トンちが寝坊したことだよね。
何かと聞けば、ショッピくんにホットミルクとサンドイッチをもらって、ぐっすり寝ていたとか。
オマケに、紫のブランケットをショッピくんに返してた。
なんて出来る子なの…!
あの心無いシマの後輩だなんて、勿体ない!
あ、コネシマさぁ〜ん睨まんといて♡あ、殺気もしまって。
エスパーかいな。
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やっべ。トントンさんのこと、忘れてた。
俺のせいで、寝坊までさせて。
なんかお礼言われたけど。
後日。
生霊の女性に叩かれた大先生が見られたそうな。
ま、悪霊退散したあとやから、大丈夫やけどな。
♡×90
うーん長。そして雑。
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