―翌日―
全ての授業が終わり俺はスリスリと手を温めながら
校門をくぐり抜ける 。
___途端
背後から「 元貴く〜ん っ ! 」と元気いっぱいの声が
聞こえてきた 。
元貴: ….?
…..なんでこんな時に呼んでくるんだ ….?
不思議に思い振り返ると 、今一番会いたくない …
” 藤澤せんぱい ”
藤澤: あっ気づいてくれた ….っ!
小さい子供の様に元気よく手を振って駆け寄ってくる 。
….どーせ 、昨日の自慢話なんでしょ ……。
元貴: …なんですか?
藤澤: 僕 、元貴くんのお姉さんにお弁当作って貰ったよ
….ほら 、やっぱり 。
俺の予想は的中した 。
年下に自慢話をして 、俺にとって損な話を聞かされて
……正直不快でしかない 。
藤澤: 初めて食べたけどすっごく美味しいね?!
元貴: ..まぁ 、はい 。
元貴: 俺は毎日食べてますけど 、
藤澤: ぇ …..、毎日食べられるなんていいなぁ〜!
藤澤: 僕も毎日作ってほしいくらいだよ 、 笑
俺はやだ 。
心の中で軽く突っ込みながら 、適当に笑っとく 。
藤澤: 元貴くんのお姉さんにも伝えたけど「ありがとう」って言っといて!
藤澤: ごめん突然止めちゃって …ばいばいっ!
元貴: はい 、また
コメント
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この二人は本当に、見事なほどバチバチにやりってるなあ。