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~~~~~~~~~~~警告~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回の話には、

ペルソナ4・4Gに関わる重大なネタバレが含まれています。

知りたくない方・知らない方はブラウザバックの上、総プレイ時間90時間程のプレイでネタバレの内容を網羅された上でご覧になる事をお勧めしますん。

参考までに同ゲームは現在SWITCHかPCのSTEAMというプラットフォームで購入されるのが一番簡単に買えるはずです。(ダイマ

~~~~~~~~~~~警告終了~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


いつの間に寝ていたのだろうか。半覚醒状態で目を閉じたまま記憶を辿ると、どうやら食事中に寝落ちしたっぽいな。

冒険者家業始めてから夜更かしはほとんどしなくなったし、原因は……やはり、アレ(ヨモツヘグイ)か?


/(^o^)\ナンテコッタイ


まさかの寝落ちならぬ死落ちか!?

こんな所で寝ている場合じゃない!

必死に目覚めようとしたのだが、瞼を開くどころか身じろぎ一つできない!?


「ほう、生者がヨモツヘグイを食ひていまおどろくや[ほう、命ある者がヨモツヘグイを食してもう目覚めるか]」


何だか随分と上の方から声が響いてくるのが気になるが……

いや、目覚めきれてないんですけど!?何方か存じませんがヘルプミー!


「ヘルプミー……おお、助けよと言へりや[おお、助けてくれと言っているのか]」


然り、然れば、然る時!!!


「そのけしき、げに不遜なり[その態度、実に不遜である]」


失礼ですか。すみません。(日本人特有の謎の謙虚さ)


「まぁ、よからむ[まぁ、よいだろう]」


ごろごろと音が聞こえる。なんかまた 悪い予感がしてきたのぅ……(松尾並感


「では、蘇るべき、この電撃にーーー!!![では、蘇るがよい、この電撃でーーー!!!]」


カッ!!ピシャアァァァァァン!!!!!


「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァ……!!!!!」


死ぬ!!もう死んでる様な気もするけどこれは死ぬ!!!


「おお、さても成功しにけるぞ[おお、なんと成功してしまったぞ]」


「こはをかし。汝、いま一度死におかずや?なに、次もさだめて成功すよ。[これは面白い。汝、もう一度死んでおかぬか?なに、次もきっと成功するさ]」


実に愉快そうに声を掛けてくる何某かの


「命は!


もっと!!


大切に!!!


扱ってくださあああああい!!!!!……いいいいいいいい!!!!!?????」


あまりの言い草に反論した俺が見た物は。

幽白色の着物を着て、絶えず蛆に食い荒らされ続ける肉体の両腕・両脚・胸部・頭部に雷を湛えて俺を見下ろす超大型巨人級サイズの鬼女がENE〇Sの帽子を被りかつ着物の上から制服を羽織っているというSANチェックファンブル物の光景であった。

ご丁寧に制服の胸の部分にネームプレートがつけてあり、ひらがなで「いざなみ」と書かれている。

おい、日本神。せめて自分の名前くらい漢字で……


「ふむ、汝はこれを心得らるや[ふむ、汝はこれを理解できるのか]」


ええ、理解できますよ。理解できますとも!

むしろ何で貴神がそれを知っているんですか、伊邪那美神(イザナミ)様!!!


「そこはほれ、 吾(アレ)程の神ともあれば、現世にもちょちょいと、のう?」



【超絶悲報】日本神話最古最大の祟り神がお散歩感覚で現世に来ていたらしい件【P4Gお気に入りだってさ】

1.常世入りした冒険者 2月XX日 OO:XX

こないだあの世に行った時、本神に聞いてきた


2.常世入りした冒険者 2月XX日 OO:XX

>>1

幽霊ニキ成仏してクレメンス……


思わず掲示板にスレ立てする時のスレタイ考えてしまったが、これは何処に立ててもクソスレ認定待ったなしだな。


2.お茶目でキュートなイザナミちゃん 2月XX日 OO:XX

>>1

次のペルソナシリーズも楽しみじゃのう。

吾もデーエルシーで参戦して幾千の呪言辺りがぶっ壊れ扱いされるんじゃろう?


引っ込んでろBBA!人の脳内の掲示板に書き込み加えてんじゃねーぞ!


「その様なるけしきを取るべきかの?我、イザナミぞ?[その様な態度を取って良いのかの?我、イザナミぞ?]」


唐突な我様化…

これが、神の姿か……?


ともあれ、名乗られたからには礼を尽くさねば。慌てて平伏して、


「青人草の一本に過ぎぬ些末な存在ゆえ、偉大なる神の御姿を拝謁する望外の機に自失しておりました。ご無礼、平にご容赦の程を」


「よい」


いいのか……?


「汝が只の死者ならば相応の報いをくるるところにはあれど、黄泉醜女を迎へに来し者とあらば許さむ[お前が只の死者であったならば相応の報いをくれてやるところではあるが、黄泉醜女を迎へに来た者とあらば許そう]」


許された!


「さて、黄泉醜女をやるにあたり、黄泉の神々にて協議せざらばならず[それで、黄泉醜女を送るにあたり、黄泉の神々にて協議せねばならない]」

「協議には相応のほど掛からむ。すまねどその間汝には別の室に待ちたらさばや。室にいかにふるとも構はねど、この室を見に来るばかりやめなむ。[協議には相応の時間が掛かるだろう。すみませんがその間あなたには別の部屋で待っていてもらいたい。部屋でどのように過ごしても構わないが、この部屋を見に来るのだけはやめてほしい。]」


神話系のお約束キターーー!!!

日本人のお約束なら、見るなよ、絶対に見るなよ!!だが、

こっちのお約束だとガチだろうし、破ったら多分黄泉の全戦力vs俺の超神話級鬼ごっこが開催されてしまうやつ……!?


そんな事を考えていたら、イザナミ様が俺の方をチラ見して曰く、


「な見そ、さらにな見そ[見るなよ、絶対に見るなよ]」


日本神ーーー!!!

ある高校生冒険者のAdventurer's Report 転載版

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