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時雨から聞いた話はこうだ。
「まず、この世界はコピーなの。」
「ほぇ…」
「で、あなたがどの世界でも16歳で亡くなるんだけど」
「そのたびに別世界の「桜井柊奈」に魂が移ってる。」
「そして、死ぬときは絶対二種類で、12月31日か、3月31日、そのどちらかに、あなたは死ぬ。」
「死…ぬ…」
「ふふ、知りたい?」
「え?」
「ねぇ、教えてあげようか。みんな知ってる、誰も知らない恐怖の事。」
「みんな知ってる、誰も知らない恐怖…」
「ループもの、ってあるでしょう?」
「あるね?」
「それなのよ。あなたと私の今の状況は。」
「…一つ、聞いてもいい?」
「いくらでもどうぞ?」
「あなたと私は、本来の世界じゃどういう関係なの?」
「…なるほど、そう来たか…」
「親友で、同居人で、運命共同体で、そしてどれもない。」
「ただの私とあなた、それが一番しっくりくる言葉かな。」
「余計わからなくなった…」
「まぁ、そういうことなんだよ。」
「つまり、あなたがループの核として、私がループに影響を受けない者として、トクベツ、ってわけ。」
「えぇ…」
「で、今回は多分12月31日なんだよね。前回が3月31日だし、これまでの12月31日死亡の条件が当てはまる。」
「な、るほど…」
*ここで前回とつながる*
はい!どーでしょー!今回で物語の説明は大体終わりました!
次回こそ!時雨が何をしたいのか!判明する!ハズ!
てことで!ばい!