対霊組で「桃源郷なんてなかった」
リート「愛されることを知らぬうち」
フルー『心を忘れてしまいました。』
リル【帰り道で迷ったまま】
「数十年が経ちました。」
【た。】
『た。』
フルー『道具としての人生は』
リート「非情に充実したものでした。」
リル【自分の笑顔の為ならば】
フルー『泣くことも厭いませんでした。』
リート「愛されたい」
フルー『赦されたい』
リル【ごめんなさい】
対霊組〈求めた幸せは懐かしい〉
リル【これまで悲惨な無様を晒して】
リート「散々な生き様掲げた!」
フルー『いつでも淡々と人様に捧げて』
リル【今までお疲れ様でした。】
「本当の意味での愛情を」
【愛しく思った】
「最期の最期で知ったとき」
【大好きとは言えなかったけど】
「君を置いていくしかなかったこと」
【あなたを守れなかった…】
リート「申し訳なく思いました…!」
リル【やっぱり死にたくないな。】
『愛し愛される感情を』
『何度も教えてくれたのに」
『裏切るかたちになったこと』
フルー『後悔しながら目を瞑りました。』
愛されたい
赦されたい
ごめんなさい
求めた幸せは愛おしい
リート「今までずっと悲しかった」
フルー『いつまで耐えればいいんだろうか』
リル【いつかきっと癒えるでしょう】
「世界に嫌われ生きてきた。」
リート「今までずっと苦しかった」
『いつまで耐えればいいんだろうか』
【いつかきっと癒えるでしょう】
『この世に居場所などなかった。』
「今までずっと悲しかった。」
『いつまで耐えればいいんだろうか?』
【いつかきっと言えるでしょう…!】
「世界を憎んで生きてきた。」
リート「はじめて守るものができた!」
フルー『はじめて怒ることができた!』
リル【はじめて誰かの為に生きた!】
〈辿り着けるか桃源郷__!!〉
コメント
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???「人がたどり着くにはどーすればいいんだろー?」