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『お兄ちゃんに監禁されました』
『第一話 大好きな”お兄ちゃん”』
僕の “お兄ちゃん” は 僕の事が 好き過ぎる
僕も お兄ちゃんが 好きだ 、 でも
お兄ちゃんの “愛” は “異常” だ
今日も 一日中家に居た 僕は 家から “出られない”から …
いつも同じ時間に ドアが開く 、 お兄ちゃんが帰ってきた
「お兄ちゃん、おかえりなさい、」と、
僕は笑顔で 出迎える 、 そうでなきゃお兄ちゃんに 怒られてしまうから …
僕が出迎えると お兄ちゃんは 「ただいま、会いたかったよ、」と
僕を優しく抱き締める 、 僕は お兄ちゃんが好きだ 、だから
このままでいい 、
ある日突然 、 お兄ちゃんが 買い物に行くと言い出した
僕はいつも通り お兄ちゃんに「行ってらっしゃい、気を付けてね」と
言い 、自室に戻ろうとした けれど、お兄ちゃんは 僕に 言った
「玲那 、今日は 玲那も来るんだよ、」そう言い優しく微笑んだ
僕は嬉しかった 、お兄ちゃんと買い物に行ける 、外に出れる
物心ついた時からずっと家の中、初めての外 何があるんだろう 、
どんな景色なんだろう 、僕は ワクワクして、お兄ちゃんに言った
「お兄ちゃん!早く行こうよ!」そう言うとお兄ちゃんは
「わかった、行こうか、」と僕の手を取って微笑んだ
それから、お兄ちゃんは 、僕を時々家から出してくれた 、
僕を中学校にも行かせてくれた 、
それから 、数年経ち、僕は 15になった 、
最近 、兄貴の様子がおかしい 、
ずっと何かを呟いて 、 クスクスと笑っている、
それから 、中学校を卒業した 、
卒業式が終わった後、兄貴は僕を迎えにきた 、
「卒業おめでとう、大きくなったな、」そう言い
大きな手を僕の頭にぽん、と置いた
「兄貴、ありがとう!」僕はニコッと微笑んだ
「さ、帰ろうか、今日はご馳走にしよう、」
「本当!やった!」
「…が、……だ…ね、」
兄貴はボソッと何かを言ったが聞き取れなかった
「兄貴、なんか言った?」僕はきょとんとした顔をして首を傾げた
「なんでも無いよ」兄貴はそう言い微笑んだ
それから僕達は ご飯を食べに行った 。
つづく
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