テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
SnowMan短編集
③ 君と作る未来のケーキ。
皆中 華菜 ( ミナナカ カナ )
お菓子・ケーキが大好きな、高校三年生。
将来の夢がなく、悩んでいる。
ケーキ屋 「 SnowMan 」 に通っている。
岩本照 ( イワモト ヒカル )
ケーキ屋「 SnowMan 」 に勤めている。
甘いものが大好きな、マッチョ。
注意 短いのと、下手です………
皆中華菜 side
「いらっしゃいませ〜、」
ここは、私の唯一、大好きな場所。
岩「華菜、いらっしゃい。笑」
くしゃっ、という笑顔で笑うこの人。
岩本照、という。
私はこの人の笑顔、そしてこの人が大好きだ。
私「んー、これと、これでっ、!」
岩「ショートケーキと、モンブランですね。670円です。」
いつも、割引をしてくれる。
太っ腹だ。笑
私「はい、笑」
私は必ず2個買い、一つあげる。
岩「ありがとう、笑」
いつものことだ。
それを笑って受け取る、この人が大っ好き。
岩「んー、!やっぱふっかさんの味は世界一だな、、、笑」
深「わら、愛込めてるからね。」
岩「おえっ、」
深「おいっ、‼️わら」
このコントを見るのも、いつものこと。
安心する。
全部忘れられる。幸せになれる。
私「じゃあ、そろそろ帰るね。笑」
岩「ん、じゃあね。」
そうやって、私の頭を撫でる。
そして私の髪を、その男っぽい指ですくと、笑って手を振るのだ。
ずるい。ひーくんは、ずるい。
好きになっていくんだ。もっと、もっと。
先生「……はい、終わりです。できてない人は、宿題です。」
将来の夢の作文。
なかった。
夢なんて、ない。
別に、なりたくもないし……
あぁあ、こんな日は、ひーくんに会いにいかなきゃ。
私「こんにちは〜、!」
レジに立っていたのは……
知らない人だった。
?「いらっしゃいませ、」
私「……だれ、ですか、。」
?「え、?あ、宮舘涼太って言います。」
私「あ、ごめんなさい、…」
宮「いえ、どうかしましたか、?」
私「いや、あの、このケーキを2個下さい…!」
宮「あ、はい、ありがとうございます。1000円です。」
私「あ、はい…」
1000円、
いつも、あんなに割引されてたんだ。
ひーくん、体調でも悪いのかな。
それから、ひーくんが現れることはなかった。
私「あ“ーーーーー、」
ぐしゃぐしゃになった、原稿用紙を見つめる。
夢なんてないしっ、
ひーくん、どこ行ったの、?
私「……こんにちは、」
?「こんにちは、」
私「…え、」
?「お、華菜、笑」
私「ひ、ひーくん、!?」
岩「久しぶり〜、」
私「やめたんじゃ、」
岩「うぅん、パティシエになったから、笑」
私「パティシエ、?」
岩「うん、裏の仕事。」
私「だから、いなかったんだ……」
岩「寂しかった、?」
私「こくっ、」
岩「いひっ、笑」
私「また、会えない、?」
岩「うぅん、待ってるよ、笑」
私「…っ、」
それからケーキを一緒に食べて、急いで家に帰った。
急いで机に座り、鉛筆を走らせた。
将来の夢は パティシエ です
と、書いた。
それまで、ケーキ屋 SnowManには行かなかった。
初めて、夢中になるものができた。
ひーくんの隣の立つためなら、なんだって頑張れた。
ばっ、
ドアが開く。
ずいぶんふるくなっていて、固かった。
立っていたのは宮舘涼太くんだった。
宮「おかえりなさい。…どうぞ、」
後ろから姿を現したのはひーくんだった。
かっこいい。
大人の色気がさらに出ていて、カッコよくなっていた。
岩「待ってたよ、w」
笑った顔は、変わっていなかった。
私「っ、ひーくんっ、!」
言おうとした口を、大きな手で閉じられた。
背中をひーくんに軽く押されて、ひーくんの胸に飛び込んだ。
私「っ、?」
岩「……俺から言わせて。好きです。付き合ってください。」
私「っ、笑 お願いします、」
岩「よかった、華菜が諦めてなくて……。」
深「こいつ、ケーキ作るの上手くて、どっかの料理店から招待されても、断ってたからね。
笑」
岩「は?言うなよ、!」
私「ふっかさんも、老けたね。笑」
深「おいっ、‼️わら」
岩「……待って、フッカさんもってことは、俺も、?」
深「わら、」
そう言ってふっかさんが私の頭に手を置こうとした。
岩「っ、」
ひーくんが軽くその手を叩く。
深「いって、笑」
岩「……華菜に触んな。」
深「あぁあ、束縛彼氏ですね〜!笑」
コメント
7件
平和で好きすぎる〜‼️✨️w
最後の岩本くん怖っ笑笑