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わわわわわぁ〜((((;゚Д゚;;;)ノノ ヒェェェェー 全く興味のないものでも、どうにかしてでも羅依達とお近づきになりたいんだねぇ。キングの部屋にワタシ行ってます!って自慢して羨ましがられたいの見え見え😅 それに才花ちゃんみたいになれば振り向いてもらえると勘違いしてるよね🤣そして羅依さん呼びまた拒否られてる😂お呼びじゃないの気付かない、強者だわ〜👏 その緒方さんのトレーニングが気になる!タクがえぇ…っ?ってビックリしてる!ボディビルダー?対面する時が楽しみだ♪
しーちゃんは私が決めたことには反対しなかった。
羅依の提案が、最善だということもある。
「才花ちゃん、一日も早い全快を祈るよ」
「洋輔さん、ありがとうございます。今日も長時間ありがとうございました」
「そんなことはいいんだよ」
「ひとつお願いがあるんですけど」
「何かな?」
「しーちゃんと一緒に、母のお墓参りに行って頂けますか?」
「もちろん。才花ちゃんの手術がうまくいくように、見守ってもらおう。明日行くよ」
「お願いします」
家族や親戚と言うのも難しい、たった2年の知り合いの洋輔さんに、それだけお願い出来れば満足だ。
「才花さんのお手伝いに、私が行くね」
「え…お手伝い……?」
「不便でしょ?」
階段と畳生活じゃなければ、膝を固定しているだけで大丈夫だと思うんだけれど。
洋輔さんと香さんが帰るときになって、香さんがそう言ったので驚いた。
「膝を使わないようにしていても、才花は他の筋力で上手に動くだろ。俺もいるし手伝いは必要ない」
「筋力…もう筋肉が落ちてきてるのが分かる…」
「食わず動かずなら当然。ワークアウト用に、いくつかマシンがあるのを使っていい」
「…部屋?」
「ん」
「うそ…」
「ほんと。見てなかったか。膝の固定だけ岡久先生に聞いてから、手術前も後も使えばいい。腹筋とか自分で簡単に見えるところが落ちると嫌だろ?」
「いいなぁ、私もトレーニングしたいな」
初耳だけど、香さんも筋トレしたいの?
沈黙した部屋で
「ちょうど始めたいと思っていたんですよ。才花さんが上品にいい感じのヘソだしコーデをしてるのがいいな、って大好きで憧れてるんで」
香さんがキャピッ!と、聞こえそうな声で言うと
「それならパーソナルトレーナーを紹介しましょうか?」
羅依がそう言いながら腕時計を見た。
「パーソナルトレーナー?」
「はい。トレーニングしたことのない人がマシンを使うのは危険ですし、どの筋肉を鍛えたいかとか、目指す仕上がり、体質によってメニューは異なるので。いいトレーナーを紹介しますよ?」
「なるほど、まずはそこからですね。羅依さん、アドバイスありがとうございま…」
「藤堂で、お願いします」
そこへタクが
「こっちは全部オーケーだよ…って…まだおられた?」
と洋輔さんと香さんを見て、足を止めた。
「タク、緒方を紹介してやれ」
「緒方?才花ちゃん、もうトレーナー付けんの?」
「才花は知識があるから、うちで勝手に出来る」
「私です」
「えぇ……っ?緒方のトレーニング?」
不思議そうにしながらも、タクが香さんにトレーナーさんの紹介を終えてから二人が帰ると、私は事故当日にレッスン用に持っていた服に着替えて退院することにした。