『』〇〇(貴方) ・ 「」時透氏
無一郎が転校して1週間。
平凡な学校生活。
8:20
今日はなんとなくいつもより早く来てみた。
無一郎はこの学校きて1週間しか経ってないくせにギリッギリで来やがるが、今日は珍しく早く来て机に顔伏せて寝ている。
ガラガラ(ドア開ける)
『おはよ~』
無一郎が早く席に着いていることに驚きながらも席に着く。
「〇〇おはよう。」
私に気づいて顔をあげた
『おはよ。今日は早いね?』
「うん。今日は朝から母さんがうるさかったから早く出てきちゃった。」
こいつにも反抗期があるのか⁉️
そりゃ14やもんな‼️反抗期っていつくる‼️
『そうなんだ。笑』
「〇〇こそ、早いね」
『うん。寝坊しなかったから笑笑』
「 なんとなく予想ついてたよ笑 君に対しての僕の印象は遅刻しかないから笑」
でしょうね知ってた(召)
もうホームルームが始まる時間。
先生:はいみんな席つけー。点呼してくぞ~…
今どき点呼とかどこの時代生きてんだよ。
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3時限目。 数学
先生: ~…でここを移項させたら…
(えぐい。分からないですteacher。)
「〇〇?」
『ななななに!!』
「わからないの?」
少しニヤけた顔で聞いてくる。
本気出せばわかるもん‼️
『うん~。ちょっとここが分からなくてさ~?』
「教えてあげる。」
まじですか?こんな美顔イケメン髪質神清潔男子に?お面つけたどっかの男の子に昆布頭とか言われてそうなのに?
『いいの?教えて!!』
「いいよ笑」
やっぱ死んでくるわ神様
「…でこの3を右辺に移項させたら~…」
分かりやすすぎて怖いレベルです。
てかこいつ頭良かったんだ。
『あー!!わかったー!!!!』
分かりすぎて大きい声を出してしまった。
『アッ、』
恥ずかしすぎる。今私の顔リンゴかもしれない。
「フッ…w」
なんかこのガキ(時透氏)笑いこらえてやがる。
「あ!出来てるじゃん!この問題!」
『えほんと!?あってる?!』
「うん!!よく出来ました!!」
私の頭を優しい掌でトントンする。
よくあるシチュエーション。
『ファッ!?』
「?」
こいつ。天然…?天然タラシだこいつ。天然たらし‼️‼️
『アット、』
「顔赤いよ??」
『やめろ見んな昆布』
「は??????」
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昼休憩。
無一郎が御手洗に行ったので(ついて行こうか迷った捕まれ)暇してると1人の男子が話しかけてくる。
モブA🚹:えっとー、〇〇さん?
『はい?』
まじで話したことない誰(は? )
モブA🚹:いや、えっと、
なんか恥ずかしそうにしてる。
モブB🚹:こいつお前のこと好きなんだってよ!!笑
モブAの肩を後ろから勢いよく組んで私に言ってくる。
モブA🚹:ちょ!言うなよそれ!///
びっくりしたわ殴ろうか迷った。
モブA🚹:えっと、その、話したことないから…話したくて…
なんか可愛く見えてきた。(は?殺 )
『そうなんだ!今暇だしいいよ~』
いつもの八方美人ぶりっ子が出てしまった。殺してください神様
しばらく話してると、、
モブA🚹:へぇー!〇〇ちゃん××(貴方の習い事)してるんだー!!すごぉー!!
『そんなことないよ~笑』
「ねえ、僕も混ぜてよ。」
『わああ!びっくりした!!』
『時透くんおかえり~』
「ただいま。女子に絡まれて遅くなっちゃった。」
「てか時透くんじゃなくて名前で呼んでよ。」
『む、無一郎くん、?』
「無一郎でいいよ」
『わかったよむいちろう』
『…』
モブA🚹:(俺何見せられてんの??しかし時透‼️おれの〇〇ちゃんと馴れ馴れしく話やがって!!)
モブA🚹: あ、あの〇〇ちゃn
「あ、つぎ移動教室だよ。一緒に行こうよ。」
『あー、うん!いいよ!』
「また話そうね。モブくん。」
『…?』
無一郎がモブくんにそう言った時、目の奥が暗くハイライトがなくて、少し睨んだようだった。
モブA🚹: ヒェッ、あぁまた話そう。(お前と話してないんだが???)
『じゃあねモブくん!また話そー!』
モブA🚹: うん!!また話そうねー!!
「〇〇はやくー」
『はいはい!』
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放課後。
「〇〇一緒に帰ろ。」
微笑みながら帰りにまた誘ってくれた。
『うん!』
___
帰り道。いつもと変わらない無言。
(なぜ毎回こうなる??)
『むいちろu』
「あのさ」
『…?』
「今日昼に話してた、えーっとー、誰だっけ。モブくん?かな」
「……好きなの?」
突然すぎた。
『ええ!好きじゃないよ!!相手が話しかけてくれて…』
脳が勘違いしてるのか、私の事好きだからそんなこと聞いてくるんじゃないかと顔が熱い。
「ふーん。」
『…????』
「いや、あの、」
『え?嫉妬?』
え?私何聞いてんの?
「なっ、」
「ちがぅっ、 」
『ふーん?笑嫉妬したんだ?』
おい私口止まれよ黙れよ二度と喋るなよ
「ち、ちがうから、!」
無一郎が夕日に照らされ、耳が赤いのがとても分かりやすい。
だが、〇〇が無一郎に好意を寄せてるのも無一郎が〇〇に好意を寄せているのはもちろんお互い気づいてないし、自分でも好きなことを気づいてない。
『ふーん。』
🔚 【【続く】】