episode8 告発
あの後、学校には行ってない。
だけど前のアジトの所でA組がよく歩いているのは見る。
「……、なんで」
何で来るの。
何で、ヴィランの私の近くに来るのッ?
きっともう分かり合えないんだ
トガ「麻弥ちゃん、帰るのです」
「うん、。」
商店街をトガちゃんと歩いていると、
誰かが私の肩に手を置いた。
バクゴウ「おい、お前」
「ッ?!……」
キリシマ「麻弥じゃねぇかよ、麻弥……! 」
今にも泣きそうな切島、後ろには上鳴、瀬呂
カミナリ「おい、おい麻弥ちゃん、帰ろうぜ」
セロ「まだ、戻れるぜ?、な?」
キリシマ「帰ろうぜ?、麻弥、」
申し訳ないな。
「誰ですか?、貴方達」
幸い仮面はつけてる。
まぁ、爆豪の前では無意味だ。
そんな事承知だ。
バクゴウ「何言ってんだよおめぇはよぉ?」
次の瞬間に爆破で私は空にいた。
「は?」
バクゴウ「話そうやぁ?」
丁度よく少し小汚いビルの屋上に飛ばされた
爆豪が歩いて近づく
バクゴウ「なんで、お前がそっちなんだよ」
「来ないで……。」
前を向いたら絶対泣く。
お願いだから来ないで……
バクゴウ「なぁ、なんでお前がッ」
爆豪が下を向く。
私何やってんだろう、今逃げないといけないのに、
だけど、爆豪と話したいと思ってしまう。
「爆豪、私もう戻れないんだ。」
爆豪がこちらにもっと近づく
バクゴウ「校長が戻れだってよ、なぁ」
バクゴウ「まだ、雄英はお前を諦めてねぇんだよ」
「そんなの、望んで…なんか」
「望んでない!!」
ぐちゃぐちゃな心をどうしても落ち着けたくて声を荒らげた。
「私はっ、連合のみんなの、生きやすい世界にッ」
バクゴウ「そんな事聞いてねぇ!!」
バクゴウ「お前は、ヒーローになりたくねぇのかよ?!!」
「ヒーローなんか、ならないよッ!!」
声を荒らげ続ける。
望んでなんか…。
父《麻弥の個性はすごいなぁ》
母《ヒーロー向きのすごい個性ね!》
望んでなんか……。
オチャコ《麻弥ちゃん!!おはよ!》
アシド《おっはー!》
望んで……なんか、
バクゴウ「じゃあなんで泣いてんだよ。」
仮面をとる爆豪。
あぁ、もう分かんないよ。
「もう、分からないの。」
「ヒーローは嫌いだけど、ヴィランも嫌いなのッ。」
「だけど、A組は明るくて、連合は居場所をくれて……。」
ヒーロー、ヴィラン
もう分からなくなっていた。
親を殺したヴィラン。
それに逃げたヒーロー。
なんも分からないッ
「爆豪、好きだよ」
その瞬間ビルから体を投げた
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