💚「あーーーーもう!!」
💜「やっぱ10分じゃ全然足りなかったね、練習終わったらまた続きしゃべろ?」
💚「その前にめめに会うじゃん!もうどうしよう……」
10分って意外とあっという間だ。
めめは素敵な人だし仲間として好きだけど、心の準備がない時にいきなり踏み込まれたのは嫌!そもそも好きになってもいい?って何だ、ダメって言ったら何もなく元通りになると思ってるのか?などと訴えていたら終わってしまった。
肝心なところは何一つ整理できていない。
💜「接触しないようにしてあげるから、落ち着いて。その感じで行ったら、阿部ちゃんスタジオ入ってめめに直行で突撃しちゃいそうだよ」
関係を悪くしたい訳じゃないでしょ?と諭され、中途半端に喋って興奮していた気持ちが少し落ち着いてくる。
💚「そうだね……ありがとう」
💜「任せてよ〜、俺はアフターフォローも忘れないよ〜?」
💚「なんか腹立つな」
💜「おい!」
少し口が悪くなるのもふっかの前だけ。
スタジオのドアの前で深呼吸をしてから入る。
めめがこっちを見たけど、平静を装って挨拶だけ交わす。
練習の合間、宣言通りふっかはさり気なくめめと俺を遠ざけてくれた。
💛「じゃ、今日はここまで」
照の号令でそれぞれが帰り支度を始める。
めめがソワソワし始める。ラウールが話しかけているけどあの感じは上の空だ。
💜「阿部ちゃーん、今日何食べるのー?」
ふっかが素早く支度を終え、腹減ったし早く行こーと催促する。
俺も荷物をバッグに戻して立ち上がると、ふっかは背後から呼び止められないようにと『阿部ちゃんセレクトの店楽しみだな〜』なんて言ってわざわざ俺を先に歩かせてスタジオを出た。
コメント
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ふっか、優しいな🤣🤣🤣