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(博麗霊夢)「着いたわよ。」
(霧雨魔理沙)「よし、ここを下ろそう。」
(アリス)「慎重にね」
(聖白蓮)「あら、霊夢さん」
(博麗霊夢)「白蓮」
(聖白蓮)「ここまで運んでくださったのですね。感謝します。」
(アリス)「人里の方はまだまだあるわ」
(アリス)「遺体が無くなるまで運ぶわ」
(霧雨魔理沙)「私たちの魔法を使ってな」
(聖白蓮)「……!」
(聖白蓮)「どうしてそこまで……」
(博麗霊夢)「これも博麗の巫女の仕事」
(博麗霊夢)「弔うために運ぶのよ。」
(聖白蓮)「……なるほど、わかりました」
(聖白蓮)「どうか、よろしくお願いします」
(博麗霊夢)「ええ」
その後、私たちは人里にある遺体を一体に残らず、命蓮寺に運び続けた。
命蓮寺で亡くなった人の遺体を見て
泣いている家族と恋人と友人が
たくさんがいた。
そういう人たちを見てると心が痛む。
どうしてここまでしなちゃいけないの?
あいつらのせいで……どうして……
(霧雨魔理沙)「この人が最後だ!」
(博麗霊夢)「ふぅ……やっと最後ね……」
(アリス)「命蓮寺に行くわよ!」
(博麗霊夢)「白蓮!この人が最後よ!」
(聖白蓮)「皆さん、ありがとうございます」
(聖白蓮)「もうすっかりに夜になりました」
(聖白蓮)「ここで体を休んで下さい。」
(霧雨魔理沙)「……そうだな」
(アリス)「そうするか」
(博麗霊夢)「そうさせてもらうわ。」
(博麗霊夢)「……」
(聖白蓮)「霊夢さん、眠れないですか?」
(博麗霊夢)「……」
(博麗霊夢)「眠れないのよ」
(博麗霊夢)「今日、色んなことがあったからね。人里の現状を見たり、遺体を見た。」
(博麗霊夢)「……どうしてこんな思いを……」
(聖白蓮)「……」
(聖白蓮)「そうですね……」
(聖白蓮)「私もそう思います。」
(聖白蓮)「亡くなった人たちは」
(聖白蓮)「きっと、未来がありましたから」
(聖白蓮)「……」
(聖白蓮)「私はその人たちのことを思って」
(聖白蓮)「火葬させて頂きました。」
(博麗霊夢)「……」
(博麗霊夢)「これからどうしていくかを」
(博麗霊夢)「考えないとね……」
(聖白蓮)「……そうですね。」
(聖白蓮)「また同じ事を起こさないように」
(聖白蓮)「何かの対策を考えないといけないです。」
(博麗霊夢)「……ええ」
(博麗霊夢)「白蓮、話を聞いてくれてありがとう」
(聖白蓮)「いえいえ、こちらこそです。」
(聖白蓮)「幻想郷の未来のために」
(聖白蓮)「お互い、頑張りましょう。」
(博麗霊夢)「ええ……そうね……」