テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
テントは一度立てた事があるので簡単だ。
まずはポール3本全部伸ばす。
よいしょっとスリーブに入れて端を固定すれば完成。
「フライも干して下さいね」
というので、フライを被せるところまでやる。
見かけ以上に重い重量ブロックをペグの代わりに使って固定。
「あと、その大きなバッグの中身も出して干して下さい。それは案外重いので、重し無しで大丈夫です」
というので大きいバッグを開ける。
中に入っていたのは折りたたまれた何か。
広げると……やっぱりカヌーだ。
それぞれタイプが違うのが4艘ある。
「これもカヌーなんですか」
「正確にはカヤックですね。インフレータブル・カヤック。空気で膨らませて乗るタイプのカヤックです。今は一昔前に比べて、大分安くなりましたね」
シート等がついたまま広げて。
「さて、後は洗ったりするので、家の中へ持っていきますよ。ガスなんかも点検しますからね」
という事で、一度トートバッグから出した一式はまた中にしまって。
ごっそり家の中へと持っていく。
◇◇◇
食器類はキッチンへ置いて、登攀具一式は2階の装備の部屋へ。
そしてガス器具は、
「私が作業している間に、ガス器具は点検を兼ねて使い方を確認しておいて下さいね。川俣さん、よろしく」
という事で。
この前、庭で使ったの以上に色々な種類の器具とボンベをテーブルの上に並べる。
大きく分けるとボンベが2種類。
ガス器具が、バーナーというかコンロと、ランタンと呼んでいた照明器具だ。
「まず、見たとおりガスがいわゆるカセットコンロ用と登山用の2種類。登山用の方が作りが頑丈だし、コンパクトな器具で使いやすい。カセットコンロ用は強度は無いけれど、安くてどこでも売っている。あと、カセットコンロ用の方が大きい鍋の場合は使いやすい事が多いな。
どっちも寒い場所では寒冷地用のガスっていうのを売っている。冬の野外は、それを使わないとすぐ火が消えたりする訳だ。
そして、この2種類は基本的に互換性は無い。まあ先生は両方使えるガスバーナーなんてのも持っているけれど、それは例外だな」
川俣先輩によるアウトドアのガス器具講義がはじまる。