テラーノベル
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手を止めた氷室さんがポツリと言った。
「ダメだ」
声を出せない私が首を傾げると、彼は私のほうを向いて言った。
「退会意志の確認メールを、登録者のメールアドレス宛てに送信したと出ている」
「……」
「このパソコンは妹が使っていたものだが、メールからはログアウトしているから確認できない」
氷室さんは複雑そうな表情で、くしゃっと髪を掴んだ。
そこで私はふと思いついてメモを取り出し、急いでボールペンで文章を書いて氷室さんに見せた。
『妹さんが使っていたスマホでメール確認できませんか?』
私もそうだが、スマホのメールアプリはいちいちログアウトしない。スマホにロックがかかっているならそもそも確認できないかもしれないが──。
「あいつのスマホは下にある。ロックも解除済みだ」
私はパッと明るい表情********************
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