『 小さな結婚式 』
結婚式で よく聞く 、 幸せな 鐘の音
今日は とてもとても小さな結婚式の日
ですが … 本当に 手ぶらで来てよかったのでしょうか 。
現金が 必要な場合 、 まあ 3万は 持ってきましたが … 3万は 料理に使いたいので 絶対ここで 消費する訳にはいきません 。
式場に 到着すると 、 昨日会った深澤さん 、 そして隣に 、 従業員が 1人立っていました
よくよく見ると 、 その彼は 高校生同じクラスだった 、 いわゆる 同級生であり 、
彼も 高校生の時の俺に 気が付くと 流暢な 関西弁で 話しかけてきました
その後は この結婚式の流れを 説明されました
入場 、 指輪交換 、 誓のキス 、 ケーキ入刀 、 宴会 、 退場
ざっと3時間程度だと いわれました
別に そのぐらいじゃ構わないし 、 話も聞いたところ お金は払わなさそうなので 余裕でした
早速 控え室に案内され 、 タキシードに 着替えられました
そして 向井に 化粧をしてもらい 、 ついに タキシード姿の 翔太と ご対面しました
その姿は 、 とても 美しく 、 胸ポケットに 添えられた 百合の花で より かっこよさを 増していました
彼は 俺の姿をみると 、 思わず 泣き出してしまいました
化粧が 崩れるほど 泣きじゃくる彼を 、 俺は抱きしめて 慰めました
彼が 落ち着いたあとは 、 いよいよ 入場
緊張しながらも 、俺たちの足で 、 開いた扉から ゆっくり歩きました 。
別に人は呼んでいないので 誰もいないだろうと 思っていましたが 、
そこには 何回かお世話になった お花屋の 店長さん 、 そして 見知らぬ 男性が 座っていました
その後は 中古のような 指輪で 指輪交換をし 、 ファーストキスとなる 誓のキスをしました
その後の彼の微笑みは 、 たぶん 一生胸に残るものだと 思います
その後は ケーキ入刀
小さなケーキを 2人でゆっくり 入刀し 、
その後は ご飯と共に ケーキを 味わいました
相変わらず 彼は食べなかったけど 、 でも 彼は何度も 自分に あーんを してくれました
この後も 何事もなく終わることができ 、 着替えながら 向井と 昔の話をしました
こんなに 昔の話をできたのは 同窓会以来でしょうか 。
とにかく 、 俺は この結婚式に出会えて 、 すごく良かったです
彼と 一緒に 式場を 後にしようとした時 、 あの時の 見知らぬ男性から 声をかけられました
その人は 村上と名乗り 、 連れていきたいところがあると 言われました
俺達も 特に用事はなかったので 、 俺たちは そのまま着いていくことにしました
村上さんに 着いていくと 、 そこは 墓でした
その光景を みた翔太は 、 俺の腕を引っ張り 、
「 帰ろ 」 といいました
すると村上さんは 翔太さんを 追い詰めるように 近くによりました
すると 彼は無理やり 腕を引っ張り 、 そのまま 帰っていきました
その時の 村上さんが 言った言葉 、
「 必ず、元の世界へ帰らせてやる 」
この言葉が 、 どこか 胸の奥で 引っかかりました 。
コメント
1件
なんか ほんとに! あれだ!(語彙力皆無すぎる