この作品はいかがでしたか?
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店員「3名さまですね、あちらのお席へどうぞ。」
案内された席へ向かう途中。
窓側に近い席に、カップルにも見える男女2人が。
しかも、私がよく知る人。
涼太「あれ…翔太」
照「ん?あ…(店員さん)すみません、こっちの席でいいですか?」
店員「はい。大丈夫ですよ」
照「美柚ちゃん、こっち座ろ?」
美柚 「えっ…あ…うん…」
照さんが気を利かせてくれたんだけど、
気になる。
美柚「何話してんだろ…」
照「気になる?」
美柚「ん、まぁね…なんか楽しそうだし。」
涼太「まぁ、元々仲いいしね。あの2人。」
照「噂なって大変だったからねー。」
美柚「ふーん…綺麗な人だね。」
気になって仕方ないけど、
翔太言ってたもん。友達いるって。だから、その1人だよね…
美柚「なんにする?あ、これ美味しそう…」
照「ほんとだぁー!」
私は、照さんとメニューみながら選んでたけど、涼ちゃんは黙ったまま、翔太の方を見ていた。
翔太の背面になるから、気づかないとは思う。
でも、そんなみてたら、相手の人はわかるんじゃないかな。
涼ちゃんも照さんも知ってる人みたいだし。
照「でもいまさら、何なんだろね。」
涼太「うん。たしか、前の彼女と付き合う事なったときに、切れたはずだけど。」
美柚「え?あの、佳奈さんだっけ?」
涼太「そう。」
美柚「まぁいいじゃん。たまたま会ったのかもしれないし、さ、頼んじゃお!」
わたしは気にしない様にしてたけど、涼ちゃんはすごく気にしてた。なんだろ。なんか感じるのかな?幼なじみの勘?(笑)
わたしは注文したあと、トイレにいった。なるべく近くを通らないようにして。
トイレからでるなり、会計をする翔太とばったりあってしまった。
けど、わたしは知らないふりして、席に戻った。
涼太「いま、翔太と会ったよね?」
美柚「え?うん。」
照「なんか話さなかったの?」
美柚「うん。知らないふりしてきた(笑)」
涼太「うわぁ…今頃、翔太恐怖感じてんじゃない?(笑)」
照「だな(笑)どうすんだろ。」
美柚「あ、電話だ(笑)」
涼太「でないの?」
美柚「いいでしょ(笑)なんか言い訳あるなら来ればいいのに(笑)」
照「たしかに(笑)」
注文したものが運ばれてきた。
しばらくして、翔太がもどってきた。
翔太「……」
美柚「ん?」
照「おー」
涼太「どしたの?(笑)」
翔太「いや、その…」
美柚「綺麗な人だったね!楽しそうだったし。」
翔太「………」
照「(笑いこらえる)」
涼太「で。彼女おいてきたの?」
翔太「彼女じゃねーよ…駅まで送ってきた」
照「へー、この状況で…」
翔太「いや、だから…」
美柚「………」
涼太「どした?」
美柚「………これ。無理……ちょ、トイレ…」
久々に吐き気が。
翔太「え?美柚?え?」
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