コメント
3件
うやぁぁぁあ! やっぱこの作品スキ♡(´。•ㅅ•。`)
※この物語はフィクションです。
実在の人物及び団体等とは一切関係ありません。
〈6話〉
「僕はきみのことが好きなんだよ」
私の顔にウサギの影が降ってきて、ウサギの薄い唇の隙間から覗いた舌先が――。
「……ちょっ」
ぺろ、と私の唇のすぐ横を舐めた。
濡れた舌の感触に鳥肌が立つ。
私は転がる勢いでのけぞって、ウサギの舌が触れていった場所を手の甲で強く擦った。
お面の下でどんな顔してるか知らないけど、ウサギは不思議そうに首を傾げて自分の口元を指さした。
「食べカスがついてたよ」
「……!」
なんでもないことのようにサラリと言われて、顔に熱が集まる。
でも 迂闊(うかつ)に 罵(ののし)ることはできなくて、唇を噛んで睨みつけた。
ウサギは余裕の微笑みを浮かべて、私の髪に触れる。
「好きだよ」
ウサギは目を合わせたまま、私の髪にキスをした。
耳から*****************
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