※この物語はフィクションです。
実在の人物及び団体等とは一切関係ありません。
〈7話〉
ウサギが脱衣所を出たあと、鍵を閉めたドアの前に洗濯カゴを置いた。
その中に買い置きの洗剤とか、目についたものをとにかく詰め込んでいった。
この脱衣所は一応鍵がかかる。
鍵穴もなかったから外から開けられるものではないんだろうけど、でも男の人ならドアを蹴破るくらいできるはず。
洗濯カゴはバリケードの代わりだった。
「……ないよりはマシって程度ね」
ウサギは私のことが好きだと言った。
その言葉を鵜呑みにはできないけど、言葉の通りなら別の 懸念(けねん)が高まる。
それは、私にカラダの関係を求めてくる可能性。
誘拐犯が男だった時点で最初からその懸念はあったけど、更に可能性は上がってしまった。
廊下の方に意識を向け、服を着たまま洗い場に下りてシャワーを流す。
ウサギが侵入***************
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