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「最近、雑誌とかネットとか、俺らの記事増えたよな」
楽屋のソファに腰を下ろしながら、ぼそっとつぶやいた。
照はスマホに表示されたニュースを見て目を細めた。
「Snow Man・岩本&深澤、シンクロする息の合ったコンビネーション!」
「プライベートでも仲良し?頻繁に見かける二人の姿」
ファンの間では、以前から”シンメとしての仲の良さ”が話題になっていた。
けれど最近は、そういった記事のニュアンスが変わってきた気がする。
「まぁ……ファンは敏感だからな」
「だよなぁ」
明確な証拠があるわけじゃない。
ただの憶測にすぎないのに、俺らの距離感が変わったことを察している人は少なくない。
俺は気にしすぎかもしれないと思いながらも、心のどこかで不安を拭えなかった。
「照は、こういうの気にしない?」
「……気にしてないって言ったら嘘になる」
照はスマホを置き、俺の方をじっと見た。
「でも、俺は俺のやるべきことをやるだけだし、周りに何を言われようが、ふっかとの関係は俺の中で変わらない」
その言葉に、俺は少し目を見開いた。
「照、強ぇな」
「そうでもない。俺だって考えるよ。でも、不安になったところで何か変わるわけじゃないし」
「……たしかに」
ふっと笑った。
照のこういうところに、どれだけ救われてきたか分からない。
「そっか。なら、俺もちゃんとしねぇとな」
「ふっかはふっかでいいんだよ」
「でも、照みたいに強くはなりたいよ」
「……焦らなくていい。ゆっくりで」
照の低い声が、静かな楽屋に響く。
メンバーやファン、事務所……外部の視線がどれだけ俺らに降りかかろうとも、こうして支え合えるなら、大丈夫だと思えた。
この関係は、簡単に壊れたりしない。
どんなプレッシャーがあっても、乗り越えていけるはずだ。
そう、信じたかった。