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コメント
1件
あおいです🌷 第10話、読み終えました! 事件がひとつ、ちゃんと動いて、しかも永野の犯行がほぼ固まったところで「まだ刑は実行するな…」って沖田さんの台詞がすごく印象に残りました。解像度がぐっと上がる瞬間というか、「あ、まだ続きがあるんだ」ってゾクッとしました。 それと、井萌の「どんだけ疑心暗鬼なのさ」のツッコミがいい塩梅で。あの場の空気が一気に日常に戻る感じが好きです。次も気になります…!🕵️
「山末ー」
「ああやっほー。」
「おつかれー☆」
「ありがとー。もう少し聞き出せそうだったのに。」
「ほんとだな。まあ仕方ねぇ。」
さっきは警官めとか言ってたけど。監視カメラに録画されてるから下手に喋れない。
「とりあえず帰ろー☆」
井萌はそういうと小走りに駐車場に近づいていく。
山末に永野と面会してもらってから一週間が経ったある日、井萌が急に家に凸してきた。
「はーい」
『おーい!あけろー☆』
朝っぱらからうるっさいな。
「一回静かにしろ。開けるから。」
『はーい。』
玄関の鍵を空け、井萌を家に入れる。
「で?どうしたんだ?」
「いや、椅子ぐらい無いの?」
「来客は想定していないからな。1人分しかない。しかも今朝食中だ。」
「でね。鈴葉野々花さんを殺したのは永野だとわかった。」
はい!?まだ少し残っていた眠気が吹っ飛ぶ。
「本当か!?」
「うん。永野が薬物を買っていたのが永野のパソコンのおかげで分かった。そして、永野と鈴葉さんが一緒にカフェに来たという Cafe first の店員の証言も取れた。これで確定だ。警察にも連絡した。」
「よく証言をとれたな…。だがまあ、まず、1つ事件が解決だな。」
「うん。」
驚きと喜びが混じった感情を持っていると業務用スマホに連絡が来る。電話に出て耳にスマホを当てる。
「どうした?」
『沖田さん!永野が毒物及び劇物取締法を違反していてそして殺人で重い刑罰が決定しました。』
「そうか。だが、まだ刑は実行するな。鈴原こはる殺人事件が解決してない。」
『分かりました!言っておきますね!』
「ありがとう。それじゃあ。」
『それでは。』
電話を切ると井萌が話しかけてくる。
「ねっ?言ったでしょー。」
「後は、鈴原こはる殺害事件のみだな。」
「うん。そっちも頑張るよー。後はもっと細かく指紋を再度調べてみる。鈴原さんの家と永野の家を。」
「たのむ。何かできることがあれば言ってくれ。」「うん。」
ピンポーン。チャイムが鳴る。なんだ。郵便物か?
「はーい。」
『おーい、あけてー』
「山末か。ちょっと待て。」
「…なあ、井萌。流石に大丈夫だよな?」
「どんだけ疑心暗鬼なのさ。いつも通りだったでしょ。」
「そうだな。」
玄関の鍵をあけて、山末を家にあげる。今日二人目の来客だ。