テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
3,207
ルカ🐬💤
307
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
張り詰める空気を衣擦れの音が裂く。足首に纏わる下衣をぎこちなく捨て、対峙した阿部ちゃんは唇を結んで伏せ目だ。生憎萌黄のニットはオーバーサイズで大事な所は雲隠れ、でもそれがまた唆る。スラリと伸びる生足が細くて、俺好みのラインで…とんでもなくエロい。
ごくり。喉が大きく鳴った。
手を出しちゃいけない、声を出しちゃいけない。阿部ちゃんから発せられる優しい威圧感が、俺の漬物石を更に重くする。
お手並み拝見に徹しようと背凭れへ半身を預け、両腕を擡げて迎える構えを取る。未だ視線の逢瀬は叶わない。
……?……どうしようか。
戸惑いで目がきょどる隙を縫い、阿部ちゃんが膝を座面に乗せ、弾みをつけて股がって来た。
いや、近……っ!え…何、頭こんがらがってる。てか、もしかしてこの体勢…、嘘だろ。まさかあの阿部ちゃんが?
壁ドンならぬ背凭れドンをされた俺は、完全にお預けをされた犬。だって…長い睫毛がずっと震えているから。黙って決断を待った方がいい、そう思えてならないから。
荒い呼吸が混ざり合うだけの中、漸く阿部ちゃんが動いた。閃いた掌がイキり勃った俺を弄り出す。合わせ目から外気に晒される解放感と吃驚で思わず息を呑む。
「…ふー……は、っん……」
小さな呼気を漏らす愛らしさとは裏腹がっちり根元を握り、妖しく腰を揺らめかせ、自ら尻間へ擦り付ける姿はやらしくて堪んねぇ…けど、流石に無茶だ。待つなんて言ってられない、止めさせないと…!
「阿部ちゃん…無理だって!怪我しちゃうから解す時間ちょうだ……う、く!」
「でも、めめ辛そ…だし。あっ、はぁ……!つ、ぅ…い、あ!」
みちっ…。例えるならそんな音が繋がる場所から響く。俺も痛いが、阿部ちゃんの苦痛はもっとだろう。止めようと目の前の腰を掴んだ両手の甲へ温かい掌が添えられた。ゆるゆる首を振ってる。
「俺はだ…じょ、ぶ。何時もめ…めが丁寧にし、てくれてるお陰…で大分慣れ、てるし。…だから、お願い、めめ…」
眉顰めて、目に大きい涙溜めて、それでも微笑んで気遣ってくれるなんて。阿部ちゃんを分かってなかった自分をぶん殴りたくなった。
…よし、なら俺も覚悟決めた。大切な人を絶対に傷付けない、それを最優先に…掴んだ手をゆっくり引く。
「…分かった。行くよ、阿部ちゃん。息吐いてね……ぐ、あ……っ!!」
「んっ…んんっ、は…ふは、あっ!熱っ、あ……っ!~ふ、ん!」
切っ先の膨らみが半分挿った瞬間、耐え切れずに俺は呆気なく果てた。阿部ちゃんが息を吐いたのと同時だった、と思いたい。凄まじい快楽が全身を襲い、尾を引く吐精感にキツく奥歯を噛み締める。
きゅう、きゅう…!
慣れ親しんだ内壁の締まりで阿部ちゃんもイったっぽいけど、出た気配はない。もしかしてメスイキした…?はは…最高じゃん。
「ふふふ、ん……ねぇ、ひょっとして後ろだけでイった?」
「…~あふぅ、ん~~…知んない。ばか」
「じゃあ、確かめてあげる。んー…濡れてるけど出てはないっぽい。阿部ちゃんの此処、まだがっちがち。ほーら…」
「ちょっと、やだっ…!めめ、駄目ぇ…それ駄目!また来ちゃうっ!」
「…いいよ、幾らでもイって。駄目じゃないの分かってるから……っ!」
ちゅっ、ちゅ。阿部ちゃんの両腕がしゅるりと首に絡まったのを皮切りに啄み出す。喜びで上がる口角と心を抑えられず煽ってみれば、予想通り羞恥のいやいやをしてくれる。だーかーら、逆効果なんだってば。いい加減覚えてよ。
尻の円やかさを味わっていた掌で阿部ちゃんのを包んで教える。結構立派なソレの形をなぞり、割れ目を親指でぐりぐり弄ぶ。
あー…一旦イっといたの正解だったかも。キツさが無くなったし、滑る。何よりナカがやっわやわ。凄ぇ絡み付いて来るじゃん…ヤバい、あんま保たない。いっぱい喜んで欲しいのに、俺が限界。ごめん。
謝罪代わりに阿部ちゃん特有のぽってり下唇に食らい付き、腰を一突きあげる。背中をしならせ逃げるのを追って何度も吸う、甘噛む。
ちゅ。ちゅ~…あむ、かぷ。ぢゅるる…。
片腕で事足りる細腰をしっかり抱え、扱く動きと突き上げとを重ねる。阿部ちゃんが踊る度、俺のが搾られ硬度が増して行く…、熱い。気持ちいい。
じゅぷ…ぢゅぽっ、じゅぷぅ。ちゅぐ、ちゅじゅ…っ。…こり。
張った傘が何かに当たった。確かこれ…だよね、阿部ちゃんのイイ所。執拗に抉り奥深く突く。喜びからか蠕動が速まる。窺えば顔を茹だらせ、綺麗な目から涙をぽろぽろ零す顔とかち合う。
かっわいー…のに、色っぽい。あ、今デカくなった。イきそ…。狭る壁を割り開き、衝動のまま貪り貫く。阿部ちゃんが喉を仰け反らせ、つん裂く悲鳴が上げた。
「ひぁっ、んっ、はげし…めめっ!ああんっ、あっあっ奥、おく…そんなに突かな……あー……~~っ!!」
「……いっ…!っつ…締め付け、すげ……ぅぐ!」
きゅうぅ…!びゅるるっ…、びゅっ!
脳がじんじん痺れる圧迫感。それよりも甘く蕩かす愛しい声が鼓膜へ響いた直後、掌を叩く熱い飛沫。絶頂の際阿部ちゃんが立てたんだろう爪が背中に食い込み、うねる最奥へ目掛け二度目の欲を放った。
暫く腰裏をぽんぽんあやしてから、阿部ちゃんを抱き寄せる。細い肩へ顎先をちょっと乗せ、頬を膨らませ深呼吸する…その口はだらしなく弛みっぱなし。この調子じゃ多分、目尻も。目の前の人以外には絶対見せられない顔してんだろうなぁ…ま、見せる予定ないけど。
仰向いて阿部ちゃんを覗くと、肌をピンクに染め上げぽ~…っとしてる。偶に余韻でヒクンっと跳ねるのも可愛くて、堪らなくて、衝動のままに唇を求めて行った。火照った舌先を隙間に捩じ込み誘う。
たどたどしくも応えてくれる幸せにきゅーん…と胸が高鳴り、一先ず自分の腹で拭い清めた掌を焦げ茶の髪へ添わせ撫ぜる。指で梳きさらさらの心地良さに浸る合間、つー…舌と舌から引く銀糸を見せ付けてから口付ける。
ちゅっぱ。
企みの派手なリップ音は、微笑みを誘ったらしい。やっと出逢えた目と目を重ね、恒例の〝幸せの音〟を二人で奏でる。
「あーべちゃん…大好きだよ。今日すっごくエッチで興奮しちゃった…はぁ、好き。…愛してる」
「は…ふぅ。うん…俺も、好き。めめだけがだぁい好き。~…エッチは余計だけど」
「そんなに謙遜しなくても、エッチなのと感度の良さは宇宙いひはも~…ひょっと、くひひっはるのやめへ」
「うぅ~…照れるの分かってて言ってるんでしょ!黙るまで止めません」
「………」
口の端っこに引っ掛けた指で左右に引っ張られる。加減してくれているから痛くはないけど、間抜け面してるよね、きっと。愛想尽かされたどうしよう…なんて考えてたら、阿部ちゃんの唇が可愛く尖った。
「…ずるい。言う事聞いてくれんのずるい。口引っ張てんのに格好いいのずるい、本当にずるい」
「あはは、阿部ちゃんがずるい星人になっちゃった」
「も~~う!」
続