何日か経った、ある日…
「あっ!わんちゃんと猫ちゃん!」
「どうしたん?」
「ほら、箱の中!」
「ほんまや…」
2人の男の人が箱の中を覗き込んできた。
「誰だろ…?」
莉犬が不安そうにこっちを見ている。
「大丈夫だ。そのうちどっか行くだろ。」
しかし、その男の人2人はどこかに行くどころか、
「ねぇねぇ!2人ともちょっと来て〜!」
「どうしたんですか?」
「どうしたの〜?」
と、違う男の人2人を呼んで来た。
「え、何…いっぱい来たよ…?」
莉犬が震えている。
「大丈夫だ…。じっとしとけ。」
「捨てられたのかな…?」
「多分そうやろ…。」
「可愛い…うちで飼いたいっ!」
「僕も…!」
俺は知ってる。
可愛いから飼いたいっていうのは、信用できない。
どうせまた、すぐに捨てられる。
前の飼い主もそうだった。
「ちゃんと面倒見られる?」
「もちろんです!」
「当たり前でしょ!」
「ほんまか〜?」
「ちゃんと散歩にも行くし、ご飯もあげるよ〜!」
「僕も、ちゃんとお世話しますっ!」
「…どうする?」
「まぁ…ええんちゃう?」
「やったぁぁぁ!(2人)」
「俺たち…この人達に飼われるの?」
「いや、人間は信用できねぇ。」
そう言って、俺は4人に向かって威嚇した。
「わっ…威嚇した…」
「前の飼い主さんに酷い事されたのかな?」
「多分人間を信用してないんちゃうかな…」
「大丈夫ですよ。僕達は悪い人じゃないです。」
そう言って、1人が俺達に向かって話しかけた。
その声は、優しくて、ふわふわしてて…
…安心できるような声だった。
他の3人も、正直、悪そうには見えなかった。
「この人達なら…大丈夫じゃないかな…?」
莉犬がポツリと呟いた。
「…そうかもな。ちょっと試してみるか…」
そうして、俺達はこの4人の家族になった。
コメント
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あんぱんまんを なぐると たまごがでてくる。 のりをたべると、 ストレスが解消されるよ とりあえず、のりをたべてみてね おいしいよぉぉぉ? りいぬ様は宇宙一可愛いです、、 いんこは好きですか、? かえるは好きですか、? みんなはどうですか?(何言ってんの) (縦読みで)
こういうお話好きです。 続き待ってます。
話の内容がとても素敵です、続き待っております!