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#リゼロ
すず
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第65話『虹国の極秘任務』
戦場は混乱していた。
桓騎の奇襲。
蒙驁の総攻撃。
そして。
蒼厳が隠していた第二陣十万。
戦況は再び不透明になっていた。
その頃。
戦場から離れた山岳地帯。
三騎の馬が駆けていた。
なおきり。
じゃぱぱ。
シヴァ。
虹桃軍団の三人だった。
じゃぱぱが不満そうに言う。
「皆戦っとるのに。」
「俺らだけ別行動かいな。」
シヴァは苦笑する。
「王命だからね。」
なおきりは前を見据えていた。
その懐には。
光金王直筆の密書。
出陣前。
王都で交わされた極秘会談を思い出していた。
数日前。
王都地下。
光金王。
なおきり。
じゃぱぱ。
シヴァ。
四人だけの会議。
光金王は地図を広げた。
そこには。
黒龍国本土が描かれていた。
じゃぱぱが驚く。
「黒龍国?」
光金王は頷く。
「蒼厳を倒しても終わらない。」
「黄雷を倒しても終わらない。」
「炎獄や黒牙も同じだ。」
三人は黙る。
光金王は続けた。
「黒龍国の力の源。」
「それを断たなければ意味がない。」
そして。
地図の一点を指差した。
黒龍王都。
『黒龍城』。
じゃぱぱが目を見開く。
「まさか…。」
光金王は静かに言った。
「お前たちの任務は。」
「黒龍王を見つけることだ。」
衝撃だった。
戦場ではない。
敵国の中枢。
黒龍王そのものが目標。
シヴァが尋ねる。
「討つの?」
光金王は首を振った。
「まだ分からない。」
「だが黒龍王には秘密がある。」
「それを確かめてほしい。」
現在。
山岳地帯。
じゃぱぱがため息を吐く。
「つまり。」
「俺らは敵の本拠地に潜入中ってことか。」
なおきりが頷く。
「そういうこと。」
その時。
前方の崖の上に人影が現れた。
三人が馬を止める。
黒い外套。
顔は見えない。
しかし。
その人物は言った。
「待っていた。」
静かな声。
じゃぱぱが槍を構える。
「誰や。」
すると。
人物は外套を外した。
現れたのは若い男。
見たことのない顔だった。
だが。
胸元には黒龍国の紋章。
そして。
彼は信じられない言葉を口にする。
「私は黒龍王の息子だ。」
三人が固まる。
男は続けた。
「父を止めてほしい。」
山に風が吹く。
黒龍王の息子。
敵国の王子。
その突然の告白が。
虹国の極秘任務を大きく動かすことになるのだった…。
コメント
1件
おお、第65話読んだわ!戦場が混乱してる中で、なおきり・じゃぱぱ・シヴァの3人が別行動ってのがもう熱い。光金王の「黒龍王には秘密がある」って台詞がめっちゃ気になる…まさかの敵国中枢への潜入任務!最後に黒龍王の息子が現れて「父を止めてほしい」って展開は震えたわ。これは物語が一気に深くなるやつや🔥 続きが待ちきれん!