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レモンスカッシュ2号
1,228
1
ぴのん
24
ふぉん
100
つらたんです
足首死んだ、痛いよぉぉ…
それじゃあどうぞ!!
毒島が私をいじめ始めて一週間
いじめは段々エスカレートしていった
下駄箱にゴミを入れられたり、集団で暴行をしたりと身体的に限界が近くなっていった
そしてある時
「ねえ、放課後屋上に来て」
嫌な予感しかしなかった
「わかりました」
渋々従うしかできなかった
「遅い!!」
「ごめんなさい」
「ほんっと謝ることしかできないんだね」
いじめることしか出来ないんだねと言い返したくなった
すると毒島がカッターを取り出し自分の腕を切った
「あんたこれ持って」
ああ…カッターキャーね
「…わかりました」
「スゥーきゃぁぁー!!!」
どたばたと音が聞こえた
バタンとドアが開いた
そこに居たのは…
ドズさんとぼんさんだった
「何があった!?」
「葵ちゃんが急に私の事がカッターで切ってぇ…うう…」
「ち、違っ…」
「お前以外に誰がいるんだよ!!」
「葵ってそうゆう人だったんだ」
「違う!!本当に私じゃない!!」
「もういい、聞きたくない」
嫌だ…置いてかないで
「正直、見損なったわ」
あぁ…もうだめだ
「行こう、毒島さん」
「うん…」
一瞬こちらを振り返り
『ざまあ』と口パクで言ってきた
「…もう…嫌だ」
「もう…疲れた」
「でももう少しだけ…頑張ろう」
次の日学校に来たら皆がクスクスと笑っていた
ガラガラドアを開けると…
バッシャーン
水をかけられた
「ねえ、早く拭いてくんない?」
「え、私何も…」
「早く!!」
「ッ…はい」
私が何をしたって言うの
どうしてこんな…
「遅い!!」
踏みつけられる
「い”ッ…」
「毒島ちゃんをいじめたんだからこれくらいの罰受けなさいよ!」
はあ?私が!?
「そうだそうだ!」と言う外野の声がする
うるさい、うるさいうるさいうるさい!!!
拭き終わって席につくと先生が教室に来た
そして…私を睨んだ
なんで…?
私…
そんなに行けない事した?
ドズさんとぼんさんを避けてからこうなった…
避けてなかったら…いつも通り過ごしていたら…こんなことにはならなかった?
放課後また毒島に呼び出された
クラスの男子が五人もいる
「ねえ、葵を好きにしていいよ」
「マジ?じゃあストレス発散するか~」
え、
「ドカッ」
「ウッ…」
「ドカッドカッ」
(痛い…痛いよ…)
(やめて…)
もう…諦めちゃえ
気がつくと夜になっていた
見ると全身痣だらけ
カッターで切られた痕もあるし
立ち上がろうとするととてつもない激痛が走った
痛い、めっちゃ痛い
空を見上げたら星が輝いていた
「…綺麗」
「もう、諦めようかな…」
「最後に二人に謝ろう」
スマホを開く
『今までありがとう』
『そして避けててごめんなさい』
『お幸せに』
そう送った、フラフラとした足取りでフェンスに近づく
ピロリン、ピピピピロリン
『葵?今どこにいる?』
『返事して』
『今までありがとうって何?』
『避けてるのはもういいから返事して』
「あ、ぼんさんだ…」
「こんな私に返信してくれたんだ」
「…ごめんなさい」
ピロリンピピピピロリン
『葵!?どこ!?』
『返事して!!!』
『ねえ!答えてよ!!』
『なにがなんでも探すから!!待ってて!』
「ドズさんまで…ありがとう」
少しだけ返信…
『探さなくていいよ』
『もういいんだよ』
『私は消えるべき』
すると、
『誰がそう決めたんだよ!!』
『だって私毒島さんを傷つけたんだよ』
『知ってる、けど葵はそんなことしない』『ごめんなさい、あのとき毒島さん味方をして』
気づいて…くれたの?
でも…
『ありがとう大好きだよ』
サヨウナラ
フェンスを乗り越えて手を離した
その時…
ガシッ
誰かに捕まれた
誰?
見上げるとぼんさんとドズさんが私の腕を掴んでいた
「どう…して?」
「なに言ってんだよ!!」
「どうして飛び降りたの!?」
「居なくなりたかったから」「辛かったから」「殴られた蹴られ、痛いの」「もうやだ」
「ッ…………ごめん、ごめんな気づいてやれなくて」
「ごめんね、僕らが追い込むようにしてしまって」
「今助けるから、お願いだから動くなよ」
「どうしてこんなことした」
「怒ってないよ、だから言って」
「毒島さんが…調子乗りすぎっていじめてきた」「それで…暴行を受け続けた…」
辛かった、苦しかった、ずっと一人だった
「じゃあ…どうして俺達を避けてた?」
「それは…言いたくない」
「どうして?」
「関係ない」
「関係あるから言ってるの」
言えるわけないでしょ
理由がぼんさんのこと好きで二人が付き合ったからって死んでも言いたくない
「僕らが何かした?」
「違う!!」
「ならどうして?」
「ッ…………」
口を開いた
「………好きだから」
「…え?」
「ぼんさんが好きだったから!!」
「ええ!?」「俺が…好き?」
「そう!そうなの!!」
「だから二人が付き合って…三人だったのに一人と二人になって…」
「怖かった、置いていかれるのが」
「そんなことするわけないじゃん」
「知ってる、後ね…」
「ぼんさんの隣は私が良かったって…ドズさんが羨ましいって、嫉妬してて…こんな私は、一緒に居るべきじゃないんだよ」
沈黙
すると、
「だからさ、誰が決めたの?」
「そうだよ、僕は葵と一緒に居たい」
「こんな…惨めで自己中で嫉妬ばかりな私が?」
「そんな葵だからだよ」
温かかった
凍りついた私の心を溶かすように
「だから、もう一人で抱え込むな」
ぎゅっと抱き締められた
「なにかあったら言ってよ…寂しいじゃん」
背中をさすってくれた
涙が込み上げてきた
私…なんてバカな勘違いしてたんだろ
「うう…あり、がと…」
「私…もう一人で我慢しない」
「うん、そうして」
「俺達を頼ってくれ」
「………うん、」
「ありがとう…」
私はもう一人じゃない、ううん、
最初から一人じゃなかった
続く
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