TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

美緒は「え?」すら言えない。

驚愕して颯真を見るだけだ。手足が震え始めた。


(あっそうか。美緒にも見えるんだ)


幽霊の姿が見えるのは『現世で未練の原因を作った者だけ』。

最初は桜志郎。次に梨那にも、颯真が見えた。


「やっと復讐が終わって成仏できる」と思ったら、ここに〈根源〉がいた。

恨みの〈根源〉である美緒にも、颯真の姿がはっきりと見えた。


美緒は、やっと声を出せた。

「これは何? どういうこと? バーチャル・リアリティ?」

「そんなスゴイものじゃないよ。ただの幽霊」

「ゆ、幽霊?」


颯真は、椅子に座る香帆の前にフワリと移動した。


「俺は確かに浮気した。ほんの出来心や。魔が差しただけなんや」

「そんなことするから、死んじゃったんでしょ」

「悪かった。反省してる。そやけど、そやけど、」


「俺は香帆を愛してる。初めて会うたときから、愛しっぱなしや!」

「私には魅力がある?」

「ある! ある! 香帆は魅力の塊や!!」


香帆は目を閉じた。

颯真がそっと顔を近寄せる。

二人の唇が3㎜離れて重なった。


「もうチョットやのに、悔しいなぁ」


颯真は、宙に浮いたまま地団駄を踏んだ。

loading

この作品はいかがでしたか?

33

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚