テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#バイオハザード
SOMAMON7A
188
793
しらなみ
124
#鬱展開
Mist-404
1,765
番外編「暴食との力試し」
地獄。
古流斬は暴食の前に立っていた。
「次はお前な。」
暴食は笑いながら立ち上がる。
「古流斬か。」
「強いのは知ってる。」
「でも、簡単には負けないよ。」
古流斬は肩を回した。
「じゃあ始めるか。」
戦闘開始。
暴食は能力を発動する。
周囲の魔力やエネルギーを次々と喰らい、自身の力へ変えていく。
「まだまだ!」
「もっと!」
力はどんどん膨れ上がる。
古流斬は少し感心した。
「なるほど。」
「思ったよりやるな。」
そう言って、初めて少しだけ力を解放した。
「三割。」
一瞬で速度も威力も跳ね上がる。
それでも暴食は食らいついた。
攻撃を受けながらも能力で補い、何とか踏みとどまる。
傲慢は腕を組みながら呟く。
「三割についていくか。」
「大したものだ。」
古流斬は少し笑う。
「お。」
「楽しくなってきた。」
次の瞬間。
「じゃあ……五割。」
空気が変わる。
暴食の笑顔が消えた。
「え……。」
ドンッ!!
一撃。
暴食は地面へ叩きつけられる。
立ち上がる。
もう一撃。
さらに吹き飛ぶ。
「ぐっ!」
反撃しようとするが――。
古流斬は能力をほとんど使っていない。
純粋な技術と身体能力だけで暴食を圧倒していた。
数分後。
暴食は地面に寝転び、大の字になっていた。
「ま、負けた……。」
古流斬は刀を肩へ担ぐ。
「悪かった。」
「つい楽しくなっちまった。」
暴食は苦笑する。
「五割でこれ?」
「能力もほとんど使ってないじゃん……。」
傲慢は静かに頷く。
「だから言った。」
「古流斬は規格外だ。」
閻魔も頭を抱える。
「休日の暇つぶしで、大罪をボコボコにするな……。」
古流斬は苦笑しながら手を差し出した。
「ほら。」
「立てるか?」
暴食はその手を借りて立ち上がり、苦笑した。
「……次はもう少し手加減して。」
古流斬は笑って答えた。
「善処する。」
しかし、その場にいた全員が思った。
「たぶん、善処しないな。」
コメント
1件
古流斬さん、本当に規格外すぎますね…!「三割」「五割」と力を解放するたびに空気が変わる演出がかっこよくて、思わず息をのみました。暴食の「食らいつく姿」も相まって、戦いを純粋に楽しむ古流斬さんの余裕の笑みが目に浮かびます。最後の「善処しないな」のオチも含めて、番外編ならではの軽快なやりとりが心地よかったです!