ある日のことだった。

いつもいるはずの妹がいない。

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いつも笑顔で「おかえり」と、出迎えてくれて、

両親が病気で他界しようが、

毎日どんなに心が傷つけられようが、頑張ることができた。

今になって思うが、あれは共依存だったのかもしれない。

家の前のポスト。そこに封筒が入っていた。

中身を見て、目眩がした。

その手紙が言うには、妹はいじめられていたという。

にわかには信じがたかった。

いや、信じられなかった。

あの日、「たくさんの人と友だちになれたの！」

あの日、「すごくきれいな花を見つけたの！」

あの日、「けしきがすごくいい場所があったの！今度一緒に行こうよ！」

あの日、「てを繋いで歩こうよ、、なんか怖い。」

私は、すぐ「けしきがいい場所」に向かった。

私は、あの日のことを悔やんだ。

一緒に歩こう。てを繋いで。

きっと迎え入れてくれるはずだから。

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