テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「……舞」
イスから立ち上がりざまに、彼女の手首を捕らえた。
「えっ?」と、突然のことにビクッとするのを、
そのまま片手で腰をぐいと引き、そばへ抱き寄せる。
「愛してる」
吐息とともに囁きかけて、耳元に口づける。
目の前でみるみる赤くなるその頬に、自らの唇を滑らせ、半開きの口に不意打ちのキスを仕掛ける。
……いいか、舞。
俺を、おまえが翻弄するのは100年早いんだよ。
ますます真っ赤になる彼女の唇をもう一度強引に塞いで、口内で舌を絡め取り、深く唇を重ね合わせる。
「……んっ……」
「舞、もっとキスしてこいよ」
濡れた舌がしっとりと巻き付いて、触れ合う唇を熱が伝わる。
舌先で彼女の唇をなぞりながら、スーツの上着をもどかしく脱ぎ捨てると、立ちすくむ彼女の身体を抱え上げた。
ベッドに彼女を横たえ、両手首をシーツに押し付けて、上から身体の重みでのし掛かる。
「……俺にリベンジさせろ」
片手でネクタイを緩めながら、彼女の首筋に唇を押しあてる。
「ん、リベンジされることなんて、何も……」
「……黙ってろよ。今度は俺が、おまえをしたいようにする番だろ」
服を脱がせ露わになる素肌に舌を這わせる。
俺の身体の下で小さく身震いを放つ彼女へ、
「……震えてんのか?」一言を尋ねる。
首が横に振られ、「……抱いて、ほしいの……」かすれた甘え声が返った。
感じるエロチシズムに、身体が熱く高ぶってくる──おまえは、俺をどれだけ振り回せば気が済むんだよ。
シャツの袖を抜き、鼓動が荒ぶる胸を重ね合わせると、
「……ん……ねぇ、もっと、抱いていて……」
両腕がまわされ、背中がぎゅっと締め付けるように抱えられた。
くっそ……理性のリミッターが、限界突破しそうだ。
これ以上……この俺を、煽るな。
コメント
1件
「番外編」最新話、読みました!舞さんへの「愛してる」という告白と、その後の「リベンジ」という言葉がすごく印象的でした。社長の強引だけど優しい執着と、舞さんが「もっと抱いていて」と応える関係性の変化に胸が熱くなりました。普段クールな社長が理性のリミッターが限界突破しそうになるほど煽られる心情描写が、設定好きとしてはたまりませんでした。
#恋愛
アウラウラ
45
#オリジナル
芽花林檎
255
#元カレ
まぁ
22,842